若い世代の人気を集めているファンタジー小説の作家が、およそ1億2000万円の所
得を隠していたとして、著作権管理会社と共に脱税の疑いで東京国税局から告発されま
した。
告発されたのは、橙乃ままれのペンネームで活動する作家の梅津大輔代表(41)と、
著作権管理会社の「m2ladeJAM(まーまれーどじゃむ)」です。
関係者によりますと、梅津代表はインターネット上で発表したファンタジー小説が中高
生を中心とした若い世代の人気を集めていますが、「まおゆう魔王勇者」や「ログ・ホ
ライズン」として単行本化されるなどして得た著作権使用料を税務署に申告していなか
ったということです。
申告せずに隠した所得は、去年までの3年間におよそ1億2000万円に上るというこ
とで、東京国税局は3000万円余りを脱税した法人税法違反の疑いで著作権管理会社
と梅津代表を東京地方検察庁に告発しました。
NHKの取材に対し、梅津代表は「納税は済ませたが、コメントはできない」と話して
います。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150413/k10010046661000.html
この会社は当初は無申告で、指摘を受けて申告したという。
関係者によると、橙乃社長は2011年4月、自身の著作権管理会社を設立。大手出
版社などと契約し、印税収入や講演料を得ていたが、14年3月期までの3年間に約1
億2千万円の法人所得を申告せず、法人税約3千万円を免れた疑いがある。所得のうち
約1億円は会社名義の口座に預金していたという。
http://www.asahi.com/articles/ASH48538QH48UTIL01J.html