雪の上にダイブする創真と吉野
一同「北海道だー!!」
雪を前にテンションMAXな一年生たち
えりな「浮かれているんじゃありません」
吉野「えりな…先生…!!」
えりなに怯える吉野
えりな「あなた方はここへ遊びにきたのかしら?」
吉野「すみませんでしたえりな先生!!」
えりな「えりなっちでいいわよ……」
えりな「ちょっとスパルタしすぎたかしら…出発前の勉強会」
秘書子「いいええりな様!すばらしい勉強会だったと思います!」
7日前
秘書子「進級試験は毎年北海道で行われるのが慣例となっている」
田所「地獄の合宿と似たような感じなのかな…?」
秘書子「たしかに似ているところもあるが大きく異なる点がひとつある」
秘書子「それは課題を1つクリアするたびにどんどん移動していくという点だ」
秘書子「南端からスタートし北へ北へと移動を続けながら各地で試験をクリアしていく」
ソーマ「北海道を縦断するってわけかぁ スケールでけーな」
秘書子「任意・またはランダムでルートが分岐するポイントが存在する」
秘書子「乗り越えなければいけない課題の数は計6つだ!」
秘書子「そして最後の試験が行われる旅のゴールはここ 北端の日本海沖に浮かぶこの離
島だ」
秘書子「そして今年は例年と大きく状況がちがう セントラルによって試験のすべてが支
配されている」
えりな「そう…だからこそあなた方は準備をしなければなりません」
吉野「えりなっち どこ行ってたの…」
ぎょっとする吉野
えりな「今日から出発までの一週間 私があなた方に対して」
白のブラウス、黒のタイトスカート、黒ストッキング、髪をアップにまとめメガネを掛け
指し棒を持った女教師スタイルのえりながやってくる
えりな「北海道講座を開きますわ!」
ソーマ(北海道講座…?)
吉野(なにその服エロイ!!)
えりな「少々厳しめに叩き込みますが一切の弱音を許しません」
えりな「ついてこれますね?」
一同「は はひ…」
セントラルでは薊自ら生徒たちに指導していた
薊「我々が教えるやり方を踏襲していれば君たちは何も恐れることなく試験に臨める」
薊「愚かにもセントラルに抗う連中が不合格になっていく様を見ながらね…」
生徒たち(目が死んでる)「はい……!」
熱心に講義を続けるえりなを影から見つめる肉魅とアルディーニ兄弟
肉魅「えりな様……かっこいい…」
肉魅とアルディーニを見つけたえりなが一緒に講義を受けるように強要する
ソーマ「これがほんとに試験に役に立つのか?学園側が何かしかけてくるかもわかんねー
のにさ」
えりな「…でも課題が出る以上 答えを捻り出す方法は必ずあるはずよ」
えりな「今まで君がやってきたようにね」
えりな「風穴をあけるのよ この人たちならそれが出来るはずだわ」
風呂上がりのソーマ
ソ-マ「薙切ぃ明日の勉強会の準備か?…お前もあんま根つめねーで風呂とか入って休め
よな」
えりな「…幸平くん……別にこれくらい平気よ」
ソーマ「まぁそーだなー 俺らの進級はお前にかかってるわけだからな」
ソーマ「頑張ってもらうには越したことはねーもんな!」
えりな「…君もですからね」
えりな「他人事みたいにのんきだけれど…君も試験をクリアしなくてはダメですからね」
えりな「いいこと?」
ソーマ「…おいおいまさか薙切からそんなこと言われるなんてな~」
ソーマ「合宿の時は俺が脱落するのを楽しむ~とかなんとか言ってたのによ~」
えりな「茶化さないで答えなさい」
えりな「…今の私はここにいるみんなが学園から去るなんてとにかく絶対嫌なの」
えりな「いっしょに二年生になるのよ わかったわね?」
ソーマ「……おうっ!あたりめーだろっ!」
回想おわり
空港
司「もう一年生は到着してる頃だな」
もも「飛行機………こわい………乗りたくない………」
斎藤「わがままを言うな さぁ行くぞ」
もも「やだぁ……」
機内
竜胆「っふー…長い旅が始まるぜー…」
竜胆「まぁタダで北海道旅行できると思えばサイコーだよな」
ガイドブックを読む竜胆
竜胆「ほらほら司ーこれ見ろようっまそうだぞー!」
司「竜胆……試験の事も忘れないでよ…」
極星寮
ふみ緒「一式行くんだね…」
一式「えぇ…かわいい後輩たちのためだからね」
むき出しの包丁を持ってキメ顔の一式
大量のハゲを引き連れて空港内を移動する久我
空港の屋上にてスマホで会話する女木島
「わかってる……おう…待ってろ……」
次週へ