その日、運命は良晴に最大の試練を与えた。シリーズ最終章突入!
日ノ本に、新たな時代が来るはずだった。
エリザベス1世率いる黄金十字軍と和解し、北条氏康も小田原城を開城。姫武将や南
蛮人、あらゆる者の祝福を受けて、信奈と良晴はついに祝言を挙げた。すべては順調だ
と思っていた。
「運命」は二人を決して逃がすことはない。京への凱旋、信奈の母・土田御前への挨拶
、姫武将たちの新たな旅立ち。旧い時代が終わる影で、最後にして最大の陰謀の魔の手
は迫っていた。
そして、その日はやってくる。歴史を動かす、声が響く。
「敵は、本能寺にあり」
悲劇の引き金は誰が引くのか。良晴は最後の試練に挑む──!
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