【声優の履歴書】第12回 ラジオのパーソナリティとしても大人気な神谷浩史
声のお仕事である『声優』。顔の見えない裏方のお仕事でありながら、近年はアイド
ルとの垣根がなくなって来ており、バラエティー番組や、歌番組などに出演することも
珍しくなく、注目度が増している職業である。そんな人気声優をフィーチャーするこの
連載。第11回目としてお届けするのは神谷浩史。
声優になって良かった事は「ガンダムになれた事。」(演じられたこと)と語るほど、
ガンダム好きな声優として知られている神谷。2004年に『SDガンダムフォース』で主人
公・キャプテンガンダムを射止めた後、『機動戦士ガンダム00シリーズ』、『機動戦士
ガンダムAGE』でもメインキャラを務めている。
デビューしたのは1994年でそこそのキャリアを持っているが、長らく声優ファンに認
知されることはなかった。それもそのはずで特に90年代はアニメよりも情報番組「スー
パーナイト」や、人気バラエティ番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」な
どのナレーションの仕事に重点を置いていたのだ。
1999年にTVアニメ『ジバクくん』で、初めてメインキャラのカイを熱演。ちなみに他の
メインキャラは石田彰、川上とも子が演じており当時を振り返るとかなり豪華な顔ぶれ
だ。ちなみに原作者の柴田亜美がオーディションテープを聞いて選んだとか。その後1
年に1キャラクターのペースでメインキャラを演じ、2005年に実写映画化され話題を呼
んだTVアニメ『ハチミツとクローバー』の主人公・竹本祐太に抜擢される。徐々に声優
ファンに注目され初めて来たが、その翌年に生死をさまようほどの交通事故に遭う。だ
がこれを見事乗り越え『マクロスF』、『さよなら絶望先生』、『夏目友人帳』などの
数々の話題作でメインキャラを演じ、大ブレイクを果たす。
ドSのキャラクターでラジオのパーソナリティとしても大人気で特に『神谷浩史・小
野大輔のDearGirl~Stories~』は今年で6年目の突入し、その人気は漫画のコミカライ
ズ、ドラマCD化、ゲーム化、実写映画化、そして今年2013年の2月には日本武道館で単
独イベントが開催される程である。この様に、「声優・神谷浩史」だけでなく、「神谷
浩史」というキャラクターでファンを魅了し続けているのだ。
http://npn.co.jp/article/detail/72918002/