簡易
守護霊獣の能力説明回
タイソン放出系
目玉が憑いた人からオーラを少しずつ奪う変わりに幸福感を与える
幸福感の量はタイソン教典の理解度で変化する
タイソン教典のルールを破った者に罰を与える
カミーラ操作系
条件を満たした者を支配する
ツベッパ変化系
体内で様々な効果を持つ薬品を作り出す
ルズールス具現化&操作系
標的の欲望を具現化し罠を張る
ハルケン強化&操作系
ハルケンの理念に賛同した者の能力を増幅させ強化する
もう一つ簡単な記憶操作系の能力も持つ
新情報
比斯吉又現真身了
半臟回本體 警衛兵隊長被這身肌肉妥協(本來對念仍有質疑) 然後要大家進行念的修行
日文詳細情報:
375説得
タイソン「お早うみなさん」
私設兵「お早うございます!!第6王子(タイソン)様!!」
タイソン「心配はいりません。愛は必ず勝ちます!!」
タイソン「合いたくてふるえる夜もどんなに強く願っても戻らないあの日も」
タイソン「いつか素敵な思い出になる時が来ます」
タイソン「This is Love! これが愛の力です!!」
タイソン「タイソン教典第二章第四節カーナ記より…!」
私設兵達「ヴィヴァ!!第6王子(タイソン)様!!ヴィヴァ!!第6王子(タイソン)様!!」
「イズさん、あれってニシナカーナの歌詞からまるっともらってますよねー?」
イズナビ「ニシナカーナを知らん」
「マジすか?相変わらず終わってますねイズさん」
「「ダーリン」名曲っすよ?「たとえどんなに」も泣けるっス」
イズナビ「そんな事よりこいつとあいつどう思う?」
「んー悪い感じはしないっスね」
「愛が大事って説いてる王子の念獣っスからねー害があったらオカシイっしょ」
「元気玉的な能力じゃないスかね~~~」
イズナビ「お前の例えわからん者には全く伝わらんぞ」
「いやいやDB(ラゴンボ)くらい読みましょうよ」
イズナビ「何だその略し方」
イズナビ「元気玉ね…」
第6(タイソン)王子の守護霊獣
※巨大なハートマークに大きな目(単眼)がある。天使の羽が4枚生えていて妖精を生み
出している
放出系で拡散・徴集型の能力
タイソン教典を受け取った者に目玉ジャクシが憑く
目玉ジャクシは宿主からオーラを徴集し替わりに幸福を与える
幸福の度合いはタイソン教典の熟読度によって変化する
ただし教典唯一の禁忌を破ると厳しい罰が下る
第2(カミーラ)王子の守護霊獣
操作系、強制型の能力
ある条件を満たした者を意のままに操る
第5(ツベッパ)王子の守護霊獣
変化系の能力
発動には"共同研究者(パートナー)"が必要となる共存型
守護霊獣の体内で様々な効果を持つ薬品を生成する事ができる
第7(ルズールス)王子の守護霊獣
具現化系、半強制型の操作能力
標的の欲望を具現化し罠を張る
標的が罠にはまる(欲望を満たす)事で発動する
1009号室
(これは…危険だ!!早急に対処しないと第1王子(ベンジャミン)様の脅威となり得る!!
)
(個々のオーラは程々のものだったが…第9王子(ハルケンブルグ)の元に私設兵が集ま
った途端威力がはね上がった!!)
ハルケンブルグ「それでは第12(モモゼ)王子に黙祷を捧げよう」
ハルケンブルグとその周辺に集まった私設兵からオーラが爆発的に噴出
(祈りで…!?いや…全員が同じ意志の下行動したからだ!!)
(息を合わせてる事で莫大なオーラを生み出す形態!!
(相互協力型(ジョイントタイプ)の集団行動形式(パーティーフォーム)!!)
第9(ハルケンブルグ)王子の守護霊獣
強化系、相互協力の能力
羽の刻印を持つ者が王子の元に多く集まる程個々のポテンシャルを高めあう
その集団が互いに意志を統一し能力を発動した時の威力はあらゆる念能力の中でも最大
級である
(こ…れ…は)
(何と……凄まじい…!!)
部屋中に溢れんばかりのオーラに狼狽えるベンジャミン私設兵が耳元の無線でベンジャ
ミンに信号を送る
(第1王子(ベンジャミン)様もお気づきになられたはず!!)
(殺るならば…!!彼等が自分達の能力に自覚すらない今のうちです!!御指示を!!)
(だが…問題は第9王子(ハルケンブルグ)の守護霊獣…!!)
(オレが念能力者である事に気付いているらしく常に警戒態勢だ…)
(明確な殺意を以て第9王子(ハルケンブルグ)に接近せんとすればいかなる反撃がくる
かは未知数…!)
(予想されるのは逆立てた羽根での射撃!)
(オレと交代した第1王妃所属兵(オルズニー)も第9王子(ハルケンブルグ)私設兵と共に
守護霊獣の刻印を受けていたが…)
(オルズニーの刻印は10分程で消えた事から第9王子(ハルケンブルグ)への忠誠心が無
い者には刻印の効果もないと推察され)
(強制型・半強制型の操作系能力者ではないといえる)
(だが一方オルズニーには他の私設兵同様、刻印(攻撃)を受けた際の記憶が曖昧でこれ
は操作系能力の攻撃による記憶補正だと考えられる)
(故に第9王子(ハルケンブルグ)の守護霊獣本体は強化系に属しているが…第9王子(ハ
ルケンブルグ)の資質や性格の影響を受けて)
(刻印を撃つ際に操作系の能力を付与出来たとの推論が成り立つ!!)
(強制・半強制という強い操作系の力を持たない代わりに「記憶の消去・改竄」をする
能力を第9王子(ハルケンブルグ)の守護霊獣が有するとすれば…)
(より強い「記憶の改竄」を行う為、迎撃型(カウンタータイプ)でもある可能性は非常
に高い!!)
(オレの標的を「第1王子(ベンジャミン)様」だと上書きする事も迎撃型(後攻)の制約(
リスク)があれば可能かも知れない…!)
(攻撃(カウンター)を受けた後では「自分の記憶をも信用できない」!!それすら自覚し
ない状態になる)
(……駄目だ!!現段階で第9王子(ハルケンブルグ)を攻撃するのは得策ではない!!)
(第9王子(ハルケンブルグ)の守護霊獣の能力を把握してからでないと最悪の結果を招
きかねない!!)
(最低もう1人…!出来れば2人必要だ…!!)
(第9王子(ハルケンブルグ)の守護霊獣の攻撃を見届ける証言者として!!)
ベンジャミン「このオーラの気配…第9王子(ハルケンブルグ)なのか?」
「!」
「はい。相互協力型(ジョイントタイプ)です」
ベンジャミン「殺れるか?」
「……いえ」
「あと2名…情報確保に必要です。詳しい説明は後ほど…」
ベンジャミン「1014号室の暗殺者、1009号室の団結力、1004号室のクズ」
ベンジャミン「目移りするな?」
バルサミルコ「航海はまだ始まったばかり」
バルサミルコ「第2王子(カミーラ)の様にこちらから動かずとも墓穴を掘ってくれる事
もあります」
ベンジャミン「見か…性に合わんがな」
バルサミルコ「しかし賢明でございます」
1009号室
私設兵「王子…?どちらへ?」
ハルケンブルグ「もう一度父上に直訴してくる」
私設兵「! しかし晩餐会以外での王への面会は禁じられておりますし…」
ハルケンブルグ「それで失格になるなら大歓迎だ」
私設兵「動き出した継承戦を中止する事は無いと王は断言されました」
私設兵「これ以上の反意は拘束の対象となるやも」
涙ながらに私設兵に語るハルケンブルグ
ハルケンブルグ「ここで何もせずに又、犠牲者が出たら見殺しにしたも同然…!」
ハルケンブルグ「ボクはそれに耐えられそうもないんだ…!!」
私設兵「……」
ベンジャミン私設兵「第9王子が王の所へ向かう同行します。他に随伴者3…いや5名」
ベンorバル「了解」
ハルケンブルグ「残りの者は通常任務を遂行してくれ」
私設兵「は!」
1011号室
フウゲツ(すごいすごい!!願ったらカーちんのとこに行く扉が開いた!!)
フウゲツ(これってあたしの魔法(チカラ)!?)
フウゲツ(戻ってきたら扉は消えてしまったけれど)
フウゲツ(もう1回!!願ってみてまた扉が現れたら本物の!私の魔法(チカラ)!!)
フウゲツ(お願い!!カーちんのところへ行く扉よ!現れてちょうだい!!)
必死に祈るが何も起こらない
フウゲツ(なぜ…!?何で出来ないの………!?)
1013号室
ビスケ「ハンゾー!」
ビスケ「時間だわさ!」
ハンゾー「……」
ビスケ「よくも完徹させてくれたわね」
ビスケ「これで失敗とか言ったら報酬10倍もらうわよ!」
ハンゾー「報いは受けさせたよ。だがもっとでかい問題が発生中だ」
ビスケ「…確かにそれは第13(マラヤーム)王子の守護霊獣の仕業っぽいわね」
ハンゾー「ああ…ウェルゲーは大分怒ってたみたいだがクラピカの講習会にはベレレを
行かせるだろ?」
ハンゾー「その時扉の外の様子が全く違っっていたら…」
ビスケ「そうね」
ビスケ「この部屋が外界から隔絶されてたら扉の外は廊下じゃなくなっている可能性も
十分あるわね」
ハンゾー「一番マズイのはウェルゲーがパニックになる事だ」
ハンゾー「何しろハンター協会ぐるみでの陰謀まで疑ってる状態だ。何とか落ち着かせ
たい」
ウェルゲー「ベレレインテを行かせる必要なんてありません!」
ウェルゲー「念の講習などという甘言に乗った結果尊い味方を失ってしまいました!!」
ウェルゲー「そもそもバリゲンが殺され念を習得するという目的は絶たれました」
セヴァンチ「そうね…」
ウェルゲー「犯人は未だ捕まっておらず新たな人員導入は虎子のいない虎穴に入るよう
なものです」
ハンゾーとビスケが部屋に入って来る
ウェルゲー「何だ?」
ビスケ「我々がここで従事者に念を教えます」
ハンゾー「貴方にはその様子を観察し念の真偽を判断していただきたい」
ウェルゲー「………自信たっぷりだな」
ウェルゲー「念能力の存在を私に認めさせる確信があるとでも?」
ビスケ「はい」
ウェルゲー「「ない」ものを「ある」様に見せる技術のことを!!」
ウェルゲー「人は「手品」と呼ぶのだ!!」キリッ
ウェルゲー「念とは潜在能力を引き出し通常以上の力を発揮するためのメンタルテクニ
ックだと私は理解している!」
ウェルゲー「お前達の謳う荒唐無稽な超能力など始めから存在しない!!」
次のページで正体を現すビスケ
ビスケ「これが本当の私です。詳しい仕組みは私にもよくわかりません」
ウェルゲー「ッッッ」
ビスケ「長年強く願い続け少しずつ現在の変化にまで行き着きました」
ウェルゲー「……」
ビスケ「心が体に作用するという意味では貴方は間違っていないけど」
ビスケ「貴方が思っている程念能力の振れ幅は狭くない」
(説得に最も効果的なのは圧倒的な視覚的根拠!!)
ハンゾー(オレの分身を見せてもいいんだがそれをしちまうと第12(モモゼ)王子暗殺の
犯人扱いされる危険の方が高いからな)
ハンゾー「しかしスゲェ…」
ビスケ「クラピカの様に「どんな人間でも2週間で」という訳にはいきませんが筋のい
い人間の身体能力を一ヶ月で2~3倍にするのは比較的容易です」
ウェルゲー(し……信じられん。こんな…)
ウェルゲー(こんなに美しい人がいるなんて…!!)
ウェルゲー(僧帽筋から三角筋への美しくも凶々しい流線!!)
ウェルゲー(大腿筋の…!!静寂と暴虐を孕んだ隆起!!)
ウェルゲー「……」
ハンゾー(驚きで声も出ねーみたいだな)
ビスケ「対象の従事者は貴方が選んでくれて結構ですから早速始めませんか?」
ウェルゲー「い……いや」
ウェルゲー「ダメだ!!ダメダメ!!」
ウェルゲー「私だ!!私に念を」
ウェルゲー「念を教えてくれ…たまえ!!」
ウェルゲー「い、いや私が直接教われば色々と手間が省けるだろう?」
ウェルゲー「君達の話が真実であれ虚構であれだ」
ビスケ「おっしゃる通りです、では私の護衛シフトを調整して隊長に合わせます!」
ビスケ「王妃と王子の側ならば護衛と一石二鳥ですし」
ウェルゲー「…うむ…」
ウェルゲー「あ…あ~~…それから」
ウェルゲー「ベレレインテには予定通り1014号室に行ってもらう!」
ウェルゲー「勘違いするなよ!まだ念を認めた訳でも外の様子を調べる為でもないから
な!」
ウェルゲー「あくまでも念の是非と!他の王子達の動向を知るためだからな!」
ビスケ「わかりました、では少し早いですが外の様子見がてら…」
ウェルゲー「あ!ちょっと待て!玄関まで私も行こう!」
ウェルゲー「勘違いするなよ!別にクラピカの話を信用したわけではないぞ」
ビスケ(ハイハイ了解了解)
扉を開け半身を外に出すベレレインテ
ウェルゲー「どうだ?」
ベレレインテ「んー」
ベレレインテ「見た目は変わったトコはないわね」
ベレレインテ「見えない壁があるわけでもないし」
ベレレインテ「1014号室(下級王子)のハンターに連絡して協力要請してこの部屋の前ま
で来てもらう?」
ウェルゲー「無駄な確認など必要あるまい?」
ウェルゲー「やはりクラピカの話は出鱈目だったという訳だ!」
外に向かって歩き出すウェルゲーの肩をつかむビスケ
ビスケ「念によってある空間に閉じ込められた場合、実世界との境界は3つに大別でき
る」
①出入り不可能
②出入り可能
③一方通行
ビスケ「見た目に変化がない場合、多くは③で出てしまうと多分戻れない」
ウェルゲー(な…なんと力強い深指屈筋と伸筋群のハーモニー!!)
ビスケ「人の話聞いてる?」
ウェルゲー「き、聞いてるとも!だが今の話既に瑕疵があるぞ!」
ウェルゲー「ベレレインテは普通に出入りしたじゃないか!!」
ビスケ「境界上で念の「出入り判定」が為される場合最も多いのが「全身が境界を越え
た瞬間」です」
ベレレインテ「ウェルゲー隊長」
ウェルゲー「む…!」
ベレレインテ「今一度確認します、行ってきていいですか?」
ウェルゲー「………いいだろう行ってみたまえ……!」
ウェルゲー「だが勘違いするなよ!?」
ビスケ「隊長黙って」
ビスケ「論より証拠。百聞は一見にしかず」
ベレレインテ「さあ完全に扉の外に出ました」
ベレレインテ「ワタシ見えてます?」
ウェルゲー「ああ。全く以て普通だ」
ベレレインテ「それじゃ今度は部屋に戻ってみるわね」
ベレレインテ「ゆっくり行くわよ?」
ベレレインテの体のうち扉の境界を超えた所が消えてなくなる
ウェルゲー「!!!!」
ベレレインテ「どお?」
ベレレインテ「実はね部屋を完全に出た途端みんなが煙みたく消えちゃったから」
ベレレインテ「アタシが見てるこの1013号室はもうそっちの1013号室じゃないみたい」
ベレレインテ「アタシの声聞こえてるーーー?」
ベレレインテ「じゃあ行ってくるわねーーー」
ベレレインテ「戻れるどうかはわかんないけど」
ウェルゲー「……」
ビスケ「③決定」
ビスケ「おそらくこれは第13(マラヤーム)王子の守護霊獣の念能力です」
ウェルゲー「すぐ…始めよう」
ウェルゲー「全員で念の修業を………!!」
スマホを冷蔵庫にしまった。か、考え事をしていただけです。多分まだ大丈夫 <義博>