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NHK“最大の目玉” 中森明菜「紅白で復帰」内定
大みそかのNHK紅白歌合戦“最大の目玉”が中森明菜(49)
の復帰になることが内定した。本紙既報通り、明菜は来年1月に復
帰シングルと新アルバムを発売する予定で、もっか日米で極秘レコ
ーディング中。すでにNHK側のお膳立ても着々と進んでいる。先
日、一部で報じられた松田聖子(52)の大トリ内定情報も「実は
明菜復帰の布石」(関係者)といい、1980年代のアイドル2大
巨頭が、新年直前に日本中の注目を集めそうだ。
NHK側は、明菜出演を「紅白」の最大の目玉にしたがっていた
。明菜サイドは、来年1月に新曲シングルとアルバムを発売し、4
年3か月ぶりに活動を再開するだけに、復帰第1弾が「紅白」なら
ば、インパクト大で願ってもない展開。この両者の思惑が、ついに
一致した格好だ。
活動を休止していたため、新しいヒット曲がない中での紅白復帰
となるが、出演すれば視聴者の注目を大いに集めることは確実。こ
れこそNHKが虎視眈々と狙っていたものだ。
ある音楽関係者は「NHKが明菜を一番の目玉と考えているのは
間違いない。そんな明菜を出演させる上で、最大の障害は松田聖子
の存在。というのも明菜を特別扱いして出演させたら、最も不快感
を示すのはプライドの高い聖子でしょう。聖子にとって明菜は永遠
のライバルですからね」と内情を明かす。
しかし、NHKにすれば聖子と明菜が同じ番組で顔を揃えるだけ
でもビッグサプライズとなる。
「そこで、まずは聖子の反発を和らげるため、大トリにしたのでし
ょう。大した活躍やヒットもない聖子にとって、嵐の対抗で大トリ
の大役を射止めたことは、プライドを保てる何よりの要素だったん
です」(同関係者)
つまり、聖子の大トリ決定は明菜のサプライズ復帰の布石だった
のだ。
あるレコード会社幹部は「聖子の大トリを早々に一部メディアに
リークしてまで公表したのは、明菜の出演交渉を速やかに進めたか
ったからでしょう」と、聖子=大トリ内定は明菜との交渉の一環だ
ったとみている。
また、もう1作のベスト盤と合わせて25万枚超のビッグセール
スとなった「オールタイム・ベスト─歌姫─」はNHKと密接に関
係している。添付された特典DVDは2009年に放送されたNH
K「SONGS」の「中森明菜・歌姫スペシャル」だった。
「この時の番組を担当していたプロデューサーが今年、エンターテ
インメント部長になって、紅白の指揮を執っているんです」(NH
K関係者)
しかもこの新部長は、腹心だった人物を大阪から呼び戻して「S
ONGS」のチーフプロデューサー(CP)に据え、今年の「紅白
」を仕切っている。前出のNHK関係者は「明菜の出演交渉は、新
部長の意を受けたCPが水面下で動いていたんです」と語る。
その交渉中に放送したのが今年11月15日の明菜の「SONG
S」。09年に放送された番組を再編集したものだった。
「普段は3%台が、このときは5・7%でした。8階(NHK放送
センターのエンターテインメント番組部があるフロア)の連中は、
サプライズは明菜しかないと、さらに力が入ったそうですよ」(別
のNHK関係者)
再放送番組も明菜側との交渉にうまく作用したようだ。もっとも
、明菜出演が内定したとはいえ大みそか当日に生出演できるかどう
か、まだ交渉は残っているという。
「明菜の出演はNHKホールではないと思いますよ。さすがにNH
Kも体調面を考慮して出演交渉しているはずなので、生出演にこだ
わってはいないはず。現状では録画になる可能性が大きい。その場
合、今回の海外レコーディングの際に収録していることも十分考え
られます。どんな形にしても明菜の元気な姿を見たい視聴者は多い
はずなので、NHKもかなり譲歩した出演になるのでは」(レコー
ド会社幹部)
久しぶりに元気な明菜が登場するなら、往年のファンたちも「生
出演でなくても満足」するだろう。活動休止中はその姿を一切、見
せていなかったのだから。
目玉ナシとまでいわれた紅白の“隠し玉”明菜が、どれほど注目
を集めるのか、楽しみだ。