オーロラ 北海道で3月に続き観測
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150625/k10010126611000.html
ふだんは北極圏や南極圏で見られるオーロラが23日から24日にかけて北海道稚内市
で観測されました。国内でのオーロラの観測はことし3月に続くもので、専門家は「オ
ーロラの原因となる太陽の活動が活発で、これから半年間ほどは再び観測される可能性
がある」としています。
オーロラを観測したのは、北海道名寄市にある「なよろ市立天文台」の職員、中島克仁
さんで、23日の午後11時半ごろ、稚内市で北の空が赤くなっている様子を撮影しま
した。
また国の研究機関の情報通信研究機構も、稚内市に設置しているカメラで、23日の午
後11時ごろから24日の午前1時ごろにかけて、うっすらと赤く光るオーロラをとら
えました。
オーロラは太陽の表面の爆発で放出された電気を帯びた粒子が、地球の大気圏に届いた
ときに光を発する現象で、ふだんは磁場の影響で粒子が集まりやすい北極圏や南極圏で
見られます。ただ、太陽の活動が活発になって放出される粒子が多くなると、北極圏や
南極圏からやや離れた場所でも観測できることがあります。
国内でのオーロラの観測は11年ぶりに観測されたことし3月に続くもので、太陽の研
究をしている情報通信研究機構の石井守室長は「太陽の活動が活発な状態が続いていて
、これから半年間ほどは再び観測される可能性がある」としています。