NHK新聞
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151118/k10010311101000.html
ことし1月から先月までの10か月間に日本を訪れた外国人旅行者は推計で1631万
人となり、去年1年間の実績をすでに290万人余り上回っています。
日本政府観光局によりますと、ことし1月から先月までに日本を訪れた外国人旅行者は
去年の同じ期間に比べて48.2%増え、推計で1631万6900人となりました。
これは、去年1年間の1341万3467人を290万人余り上回り、年間の外国人旅
行者数の過去最高をさらに更新しました。
国や地域別では、引き続き中国からの旅行者が最も多く、去年の同じ期間より2.1倍
増えて428万3700人。次いで韓国からが43.7%増えて322万6600人、
台湾からが30.8%増えて311万4800人となっています。
外国人旅行者が急増しているのは、円安傾向が続いていることや、中国人向けビザの発
給要件が緩和された効果が出ていることが主な要因です。
一方、先月1か月間に日本を訪れた外国人旅行者は、推計で去年の同じ月より43.8
%増えて182万9300人となり、1か月間としてはことし7月の191万8356
人に次いで過去2番目に多くなりました。
日本政府観光局では、中国経済の減速やパリの同時テロ事件による影響は今のところ見
られず、引き続き外国人旅行者の増加が期待できるとしています。