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役所広司×池井戸潤氏、15年ぶり連ドラ主演作で超豪華タッグ!
俳優、役所広司(60)が来年10月スタートのTBS系「陸王」(日曜後9・0)
で、15年ぶりに連続ドラマに主演することが28日、分かった。人気作家、池井戸潤
氏(53)の同名最新作が原作で、役所はランニングシューズの開発に挑む老舗足袋業
者の社長を演じる。同作の撮影は、来年元日に行われる第61回全日本実業団駅伝(ニ
ューイヤー駅伝)から早くも始まる。
ものづくりへのプライドと情熱にあふれる“役所社長”が、世界的スポーツブランド
との開発競争に挑む!
役所の主演作「陸王」は、「半沢直樹シリーズ」などで知られる池井戸潤氏の同名最
新作が原作。足袋の需要低下で資金繰りなどに苦しむ老舗足袋業者の4代目社長が、苦
境を乗り越えるために約20人の従業員と団結。自社の高い技術力を生かした「裸足感
覚」のランニングシューズの開発に乗り出す感動作だ。
役所といえば、第50回カンヌ映画祭の最高賞パルム・ドールを受賞した「うなぎ」
(1997年)、ハリウッド作品「バベル」(2006年)、昨年の「日本のいちばん
長い日」など日本を代表する映画俳優として知られる。連ドラに主演するのは02年の
フジテレビ系「盤嶽の一生」以来、15年ぶりだ。
原作ではトップランナーの走法研究に没頭する姿やマラソン大会の場面などが生き生
きと描かれており、今回のドラマでもリアルに再現される。制作陣は、群馬県庁を発着
点として実業団チームが日本一を目指す元日の「ニューイヤー駅伝」(TBS系で中継
)の撮影でクランクイン。同駅伝は原作にも描かれており、大会の臨場感をドラマに生
かしていく。
今回は記録的な高視聴率を挙げた「半沢直樹」(13年7月期)、「下町ロケット」
(15年10月期)など同局人気ドラマの演出を手がけてきた同局の福澤克雄氏、プロ
デューサーの伊與田英徳氏ら“半沢組”が再集結する。
役所も原作を読み込むなどして役作りに励んでおり、自身が演じる社長像について「
決して経営者として才能がある人物ではないけれど、彼には人をひきつける不思議な魅
力がある」と分析。続けて「ユニークで魅力的な登場人物たちとドラマの中で会える日
を楽しみにしています」と、撮影を心待ちにしていた。