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佐藤浩市、6年ぶり連ドラ主演 江口洋介と本格初共演
俳優の佐藤浩市が11月からWOWOWにてスタートする『連続ドラマW 石つぶて~外務省
機密費を暴いた捜査二課の男たち~』(毎週日曜 後10:00※全8話)で、2011年テレビ
朝日系『陽はまた昇る』以来6年ぶりとなる連ドラ主演を果たすことがわかった。清武
英利氏による書きおろしノンフィクションを原作に、2001年に発覚し、政官界を揺るが
した『外務省機密費詐取事件』に挑んだ“名も無き刑事”を演じる。ともに捜査を進め
る上司には俳優・江口洋介が起用され、佐藤と本格初共演を果たす。
江口主演『連続ドラマWしんがり~山一證券最後の聖戦~』で山一證券倒産の裏で最
後まで闘い続けた社員たちの軌跡を、緻密な取材を重ね、著書としてまとめたノンフィ
クション作家・清武氏が新たな題材として選んだのが、『外務省機密費詐取事件』。消
えた10億円と沈黙する官邸・外務省──。これを映像化すべく『しんがり』のオールス
タッフが再集結。機密費という国家のタブーを追及する捜査二課の刑事・木崎睦人(佐
藤)と無骨な木崎と相反しながらも協力していく上司・斎見晃明役に江口が挑む。
骨太な社会的テーマに向き合うことになった佐藤は「このような企画に挑んだスタッ
フの気概に応え、映像としてしっかりお届け出来るようにしたいと思っています。背骨
がリアルな物語のため、ヒリヒリとしたリアリズムを大切に、いかに我々が血として、
肉として演じられるか、が勝負だと感じています」と使命感を燃やす。
「日本人は、喉元過ぎるとこのような大きな事件も忘れてしまう。でも、それではい
けない。敢えて今、この事件を振り返ることで、こんなことが行われている日本に対し
、我々国民がちゃんと自分たちに関係があることとして、声高に意見をぶつけていかな
ければならないのだとこの脚本を読み、改めて実感しました」と作品の持つメッセージ
性に共感を示した。
『しんがり』に続き、実在の事件をもとにタブーに踏み込んでいく江口は「緊張感と
共にやりがいを感じています」と心境を明かす。「僕たち国民が知り得なかった国家の
暗部に石を投げ続けた刑事たちの姿を、観てくださる方々に気持ち良く感じ取っていた
だけるよう、1シーン1シーン積み重ねていきたいと思います」と意気込みをみせている
。