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ディーン・フジオカ、復讐の鬼!連ドラ単独初主演、フジテレビ系「巌窟王」
俳優のディーン・フジオカ(37)が、4月期のフジテレビ系「モンテ・クリスト伯
─華麗なる復讐─」(木曜・後10時)で連ドラ単独初主演することが9日、分かっ
た。
「巌窟(がんくつ)王」の邦題で知られる、アレクサンドル・デュマの同名小説が原
作。現代の日本に設定を変え、冤罪(えんざい)によって15年間、異国の地で獄中生
活を送った主人公・暖(ディーン)の復讐(ふくしゅう)劇を描く。サイレント映画時
代から何度も映像化されている名作だ。
思わぬ幸運で獄中から逃れ、巨万の富を得た暖は、知力と財力を駆使し、自らの人生
を狂わせた3人の男たちに仕返しをしていく。獄中時代は長髪ひげ面の風貌だが、出獄
後は身分を隠し、美しい顔立ちの別人として舞い戻る「表」と「裏」の顔を持ったキャ
ラクターで、新境地を見せる。
「プレッシャー感じた」 ディーンは「光栄な思いと同時に、数々のリメイク作品を見
てきたこともあった。壮大なスケールにプレッシャーも感じた」。明るく爽やかなイメ
ージを覆し、“復讐の鬼”と化す役どころに「絶望の中、復讐を果たすために息をし続
ける暖。第1話の台本を読み、壮絶な物語が待っていると確信した。結束し、これまで
にない衝撃を皆さまにお届けするため、全身全霊で演じたい」と意気込んだ。
復讐の矛先となる3人には、関ジャニ∞の大倉忠義(32)、新井浩文(39)、高
橋克典(53)。暖の婚約者(山本美月)を奪おうとする恋敵・幸男役の大倉は「演じ
たことのない役柄に挑戦させていただけることをうれしく思う」。暖の出世を妬み、ワ
ナにはめた同僚・清役の新井は「(昨年10月期のドラマ)『刑事ゆがみ』の浅野忠信
さんみたいに、賞を取りたい」と気合十分。暖を監獄に入れた警察官・公平役の高橋は
「日ごろ多い警察官の役ですが、どのようなことを要求されるか、どう描かれるかも楽
しみ」とコメントした。