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三浦春馬さん遺作ドラマ放送へ 全4話に縮小し脚本大幅変更 何としても届けたい最
後の姿
18日に死去した俳優三浦春馬さん(享年30)が亡くなる前日まで撮影に参加していた
TBSドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」(9月スタート、火曜後10・00)について
、同局が話数を減らして放送する方向で調整していることが30日、分かった。放送中止
となる可能性も浮上していたが、三浦さんの遺作を視聴者に届けるべく、撮影再開に向
けて動きだした。
今作は女優の松岡茉優(25)がOL役で主演し、三浦さんが恋の相手となる御曹司を演
じるラブコメディー。当初は9~10月に全8話の放送を予定していた。だが、撮影期間に
三浦さんが急逝。関係者によると、残る出演者で撮り切る準備が進められている。
スポニチ本紙の取材では、同局は作品を全4話に短縮し、1カ月間で放送する方向で調
整中。三浦さんの代役は立てずに、脚本を大幅に変更するという。ストップしていた撮
影は、早ければ8月上旬にも再開する。撮影済みの映像を最大限に生かす形で物語を仕
上げる。
同局は代役を立てて撮り直すことも検討していた。だが、芸能事務所関係者は「代役
となる方の精神的負担が大きいことはもちろん、最初から撮り直すとなると、ショック
を受けている共演者も気持ちの切り替えが難しい。代役を立てる可能性はなくなったと
聞いている」と話した。
同作は6月中旬にクランクインし、2話まで撮影済み。三浦さんが亡くなった時点では
3、4話を撮影している最中だった。制作関係者は「台本は6話まで配布されていたが、
物語を4話で完結させるため、改めて作り直す作業が行われている」と明らかにした。
三浦さんは亡くなる前日の17日まで撮影に参加。現場では明るく振る舞い、思い悩む
様子も見せていなかった。関係者は「役柄としっかり向き合って演じてくれていた。俳
優としての最後の姿を、良い形で届けられることを願っている」と話した。