https://news.yahoo.co.jp/articles/c2fe60cebdab78da7ff4a9fb2c820928a4d0de71
芳根京子&永作博美、女性週刊誌の編集&記者役で人生の機微と時代に迫る
女優の芳根京子、永作博美らが出演する連続ドラマ『半径5メートル』(10回)が、
NHK総合のドラマ10枠(毎週金曜 後10:00~10:44)で4月30日から放送されることが
明らかになった。芳根は女性週刊誌の若手編集者役、永作は型破りなベテラン記者役で
、バディを組み、どんな題材でも「わがごと」として取り上げ、女性読者の琴線に訴え
ていく。
世の女性たちが日々感じている違和感や生きづらさ。どうして一人で育児をしている
んだろう。どうして知らないおじさんに説教されているんだろう。どうして最近夫とご
無沙汰なんだろう…。すごく個人的で、ニュースにもならず、名前もついていないよう
な「半径5メートル」の感情や出来事。それを記事にできるのが女性週刊誌だ。
このドラマでは、週刊「女性ライフ」を舞台に、毎回ワンテーマ、身近な問題を取り
上げ、「取材する側」の個人的事情や「もやもや」も交えて、さまざまな
人間模様を描く。
編集者・風未香(ふみか/芳根)は、芸能ゴシップを追いかける「一折(いちおり)
」班で失態を演じ、生活情報など読者の身近な関心事を掘り下げる「二折(におり)」
班に異動となる。そこで出会ったのは、名物ベテラン記者・宝子(たからこ/永作)。
「事件」「スクープ」をあわただしく追いかける一折班に比べ、二折班は一見ユルく見
え、中でも宝子の取材ぶりは一風変わっていた。
例えば、スーパーでレトルトおでんを買おうとした主婦が、見知らぬ男性から「おで
んぐらい自分で作れ」と怒られたという話題では、宝子はジェンダー論にくみせず、な
ぜかコンニャク作りを始めるのだ。はじめは何の意味があるのかさっぱりわからない風
未香だったが、人とは違うアプローチから見えてくるものに次第に気が付き、宝子をメ
ンターとして成長していく。やがて風未香は、「半径5メートル」のネタから世の中を
揺り動かすことに…。
芳根は「実際に聞いたことのあるような出来事がいろいろと出てくるので私自身とて
も興味深いです。クスッと笑いながらズシッと感じてもらえたらうれしいです」。永作
は「『半径5メートル』狭いようでたっぷり詰まってるこの範囲と、スタッフと共にゆ
っくりと対峙していけたらと思っています。誰かの何かの手助けになればと祈る気持ち
です。でも…きっとそうします。楽しみに待っていて下さい」と意気込みを伝えている
。
脚本は、数々のヒット作を生み16年ぶりのNHKドラマとなる橋部敦子氏。橋部氏は1月
期に放送中の『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』(テレビ朝日)の脚本も書き下ろ
している。チーフ演出は、映画『しあわせのパン』、『ぶどうのなみだ』『縫い裁つ人
』、『幼な子われらに生まれ』などの作品で知られる映画監督・三島有紀子氏。