https://www.tv-asahi.co.jp/anokiss/story/0007/
「巴さんが好きです」
やっとその言葉を口にした桃地のぞむ(松坂桃李)は、ベッドの上でオジ巴(井浦新
)に覆いかぶさり、ついにキスを………しようとしたその瞬間。オジ巴の口から思いも
よらない言葉が飛び出す。
──「誰だ、お前。」
そのまま突き飛ばされ、ベッドから転げ落ちる桃地。「ここは沖縄なのか?」「俺は
死んだのか?」とうろたえるオジ巴の姿を見て、脳裏にある事実が浮かび上がる。
まさか、田中マサオ(井浦新・二役)が、帰ってきた…?
動揺のままに肩を掴み、「巴さん!蟹釜先生!」と叫ぶ桃地の剣幕に慄いたマサオは
、その腕を振りほどき、裸足のまま巴(麻生久美子)の家から逃げ出してしまう!
あの日、自ら命を絶とうと沖縄に向かっていたと思われるマサオ。いま彼に死なれて
しまったら、二度と巴には会えなくなってしまう──!?焦った桃地は、なぜかライバル
・高見沢春斗(三浦翔平)、そしてマサオ本人をよく知るエグゼクティブ真二(六角慎
司)を呼び出し、共にマサオを探すため、夜闇を走りだす──。
ほどなくして発見されたマサオは、またも突然、オジ巴に戻る…!
マサオの魂はオジ巴の中で生きている──だとすればこの先、どうなってしまうのか
?不安を抱いたオジ巴は、とにかく『SEIKAの空』を書かなくては、と執筆作業に没頭
しはじめる。
一体何をきっかけに“巴とマサオ”は入れ替わるのか。桃地と高見沢は“入れ替わり
の法則”に思案を巡らせるが、答えは出ぬまま時は過ぎてゆき…。
次第に増えていく「マサオ」としての時間──。
マサオには帆奈美(MEGUMI)、優太郎(窪塚愛流)という家族がいて、幸せを願わね
ばならならないとわかりつつも、葛藤する桃地。
そんなある日、『SEIKAの空』の連載に穴が空くことを懸念した高見沢と木之崎眞(
藤枝喜輝)は、なんとか「オジ巴」に戻って来てもらうべく、一縷の望みをかけて、な
ぜかマサオを銭湯に連れ出し…!?
これは神様がくれた奇蹟…?
迫るタイムリミット、僕と彼女に残された時間は、あと僅か。
最後に、君に伝えたいことがある──。
果たして、桃地と巴は、あのとき出来なかった“キス”をすることができるのかー?