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山田裕貴が志村けんさん役 喜劇王の半生描くドラマ12月放送 脚本・演出に福田雄一
氏
昨年3月にこの世を去った日本を代表するコメディアン・志村けんさん(享年70)の
半生を描くドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』が、12月にフジテレビ系で放送さ
れることが決定した。俳優の山田裕貴が志村さん役でフジテレビ系ドラマ初主演を務め
、脚本・演出は『今日から俺は!!』シリーズなどで知られる福田雄一氏が手掛ける。
ドラマは、志村さんがコメディアンになることを決意し、1968年、高校卒業間際にバ
ンドのボーヤ(付き人)としてザ・ドリフターズに携わるところから始まる。見習い時
代の修業の日々、そして1974年にメンバーの一員となってから1990年代までの、想像を
絶するような過酷なスケジュールや、人気の裏に隠された挫折と苦悩、葛藤を描く。
また、毎週行われていたコントのネタ会議の様子や、徐々に築かれていくメンバーと
の友情も明らかに。さらに、当時人気を博した『8時だヨ!全員集合』(1969年~1971
年3月・1971年10月~1985年/TBS系)や『ドリフ大爆笑』(1977年~/フジテレビ系)
の懐かしい一場面ももちろん登場!山田をはじめとしたメンバー全員による、『ドリフ
大爆笑のテーマ』や『ドリフのズンドコ節』。また、名作と言われる数々のコントシー
ンにも注目だ。
両番組の番組最高視聴率は、『8時だヨ!全員集合』が50.5%(1973年4月7日放送)
、『ドリフ大爆笑』は、40.4%(1980年12月23日放送)と、共に驚異的な数字。特に『
8時だヨ!全員集合』の50.5%は、日本のバラエティー番組史上いまだ最高視聴率であ
る。(共にビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯視聴率)
そんな一時代を築いた志村さん役を務める山田は、演じるにあたり「楽しみよりもプ
レッシャーの方が大きかった」と話す。プレッシャーからか、福田氏からは現場で「目
がバッキバキだよ」と言われる程の緊張ぶり。しかしその緊張ぶりはまさに、ザ・ドリ
フターズの見習い時代の志村さんとオーバーラップしているようにも見える。役を演じ
るにあたって、コントシーンを何度も繰り返し映像で見て研究したと言う山田。そして
撮影の合間も寸暇を惜しんで、スタッフ相手にコントの練習に励むほど、熱心に取り組
んでいた。
また、ザ・ドリフターズのメンバーを演じるキャストも後日発表される。