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山田裕貴、乗りノリ！ゴールデンプライム帯連ドラ初主演 電車で奇怪な未来へ…４月
ＴＢＳ系『ペンディングトレイン』出発進行
俳優、山田裕貴（３２）が４月スタートのＴＢＳ系「ペンディングトレイン─８時２３
分、明日 君と」（金曜後１０・０）でゴールデンプライム帯の連続ドラマに初主演す
ることが９日、分かった。突然未来にワープした電車の乗客たちのサバイバル生活を描
く物語。非現実的な世界観を繊細な芝居で現実にする注目株は「これまでの作品同様、
『役を生きる』ことを大切に頑張りたい」と静かに意気込んでいる。
コミカルからシリアスまで幅広い役をこなす山田が、予測不能のヒューマンエンターテ
インメントを"発車"させる。
同作は、ＴＢＳ系「恋はつづくよどこまでも」（２０２０年）などの人気ドラマを生み
出した脚本家、金子ありさ氏が手掛けるオリジナル作品。電車の一両が突然未来の荒廃
した世界にワープし、見ず知らずの乗客たちが水もない極限下で生き抜く姿を描く物語
で、山田はカリスマ美容師・萱島直哉を演じる。
１１年に特撮ドラマ「海賊戦隊ゴーカイジャー」で俳優デビューし、フジテレビ系「志
村けんとドリフの大爆笑物語」、映画「東京リベンジャーズ」など数々の話題作で存在
感を放つ演技派は、現在、ＮＨＫ大河ドラマ「どうする家康」で徳川家臣団の一人、本
多忠勝役を好演中。人気が"特急クラス"で加速しており、今作で満を持してゴールデン
プライム帯（午後７～１１時）で初主演を飾る。
大役を託された山田は「非現実的な物語と同じで、今はまだ不思議な気持ちでいっぱい
」と吐露。自身の強そうに見えて繊細な部分が反映された主人公を体現するにあたり、
「主演だからとは気負わずに、これまでの作品同様『役を生きる』ことを大切に、共演
者やスタッフの皆さんに助けてもらいながら頑張りたい」と気合を入れる。
非日常が日常になる物語を成立させるには「芝居力しかない」とうなずき、「戦隊もの
で始まったあの日からずっと"嘘を本物にする"ことだけをやってきたので、戦えるんじ
ゃないかという自信がないわけでもない」と腕をぶす。「ＳＮＳが普及している今だか
らこそ、ちゃんと人を見よう、大事なものって何だろうって思い返させてくれるような
ドラマになると思います」と、現代に欠かせない作品を届けることを約束した。