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<菅野美穂>テレ朝で24年ぶり主演 手塚治虫文化賞「ゆりあ先生の赤い糸」実写化
役作りで刺繍&バレエ教室に
俳優の菅野美穂さんが、2023年10月期の連続ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」(テレビ
朝日系、木曜午後9時)で主演を務めることが明らかになった。菅野さんがテレビ朝日
の連ドラで主演を務めるのは「恋の奇跡」(1999年)以来、約24年ぶりとなる。
【写真特集】気になる原作再現度 「ゆりあ先生の赤い糸」マンガビジュアル
ドラマは、今年4月に発表された「第27回手塚治虫文化賞」(朝日新聞社主催)で「
マンガ大賞」に選出された入江喜和さんの同名マンガ(講談社)が原作。「カッコよく
生きる」が座右の銘の主婦・伊沢ゆりあ(菅野さん)が、突如意識不明となった夫の介
護、夫の「恋人」を名乗る美青年に、夫を「パパ」と呼ぶ2人の女の子、その母親で夫
の「彼女」を名乗る女性との大所帯同居など、さまざまな問題を痛快に乗り越えていく
ヒューマンドラマ。「僕の生きる道」などの「僕シリーズ」、「モコミ~彼女ちょっと
ヘンだけど~」などで知られる橋部敦子さんが脚本を務める。
ゆりあは、大工の父親譲りの愚直な性格で、幼い頃のあだ名は「おっさん」。一方で
、少女時代はバレエに熱中し、現在は自宅で刺繍(ししゅう)教室を開くなど、美しく
可愛らしいものを愛する一面も持つ人物だ。
菅野さんはゆりあについて、「男前な気概や生き様に加え、刺繍教室を開いたり、少
女時代にはバレエに夢中になったこともあるなど、乙女なものが好きな一面も兼ね備え
ているところが、特有の魅力でもあると思います」と紹介。「そんな彼女の気持ちに近
づくためにも、余白の時間もいろいろ考えを広げたいと思って、実は刺繍とバレエの教
室に通い始めました。バレエは毎回、恥をかきに行っている状態ですけど(笑い)」と
熱の入った役作りについて明かした。
作品については「このドラマでは介護問題なども含め、“現代の現実”を見つめてい
るような気にもなる物語が紡がれていきます。私自身も父の介護を経験した時に、家族
が一週間でガラガラと音を立てて壊れていくのを実感したことがあるのですが、世の中
には問題のない家庭はないんじゃないかなというくらい、幸せそうに見える家でも、い
ろいろとあったりすると思うんです。ゆりあさんの家ほどこじれている家もあまりない
とは思いますが(笑い)。ぜひドラマを見てくださった方に“悩みと笑い、前向きにな
れる気持ちを共有できる時間”を届けられたらいいなと思います」とアピールした。