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阿部サダヲが5年ぶりにクドカン作品主演 1月放送TBS系連ドラ「不適切にもほど
がある」
俳優の阿部サダヲ(53)が来年1月放送のTBS系連続ドラマ「不適切にもほどが
ある」(金曜・後10時)に主演することが26日、分かった。脚本家・宮藤官九郎氏
(53)が手がける。クドカン作品の主演は2019年のNHK大河「いだてん~東京
オリムピック噺~」以来、5年ぶりとなる。
阿部が演じるのは、1986年に中学校で体育教師を務める小川市郎。言葉遣いが荒
く、不適切な言動が多い野球部顧問という顔を持ちながら、娘の非行に悩む。阿部も「
そういう先生いたなと思いながら役づくりをしていこうと思います」と意気込む。
そんな小川がある日、コンプライアンス意識が高まった2024年の現代にタイムス
リップ。テレビ局に勤めるシングルマザーの犬島渚(仲里依紗)に出会い、絆が芽生え
ていく。仲も「私もシングルマザーではないけど母親なので、ちょっと共感しながら演
じられる部分があるのかな」と想像する。
小川とは逆に、現代から1986年にタイムスリップするのは吉田羊演じる社会学者
の向坂サカエ。性差別やジェンダー問題の論者として活動しており、昭和の価値観に戸
惑う役どころだ。
ともに劇団「大人計画」に所属し、過去にも「池袋ウエストゲートパーク」(00年
)、「木更津キャッツアイ」(02年)、「タイガー&ドラゴン」(05年)とヒット
作を生み出した阿部とクドカン。阿部は「脚本を読んで、宮藤さんはやっぱり面白いこ
とを考えるなと思いました」と絶賛している。