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広瀬アリス、本格ミステリー初挑戦で主演に抜てき 自らの過去と葛藤する弁護士役に
「今までにない…」
女優の広瀬アリス(29)が、WOWOWの「連続ドラマW 完全無罪」(7月放送
・配信)で主演を務めることが24日、分かった。
大門剛明氏の同名小説が原作。21年前の少女誘拐殺人事件の冤(えん)罪再審裁判
の担当に抜てきされた弁護士が、自らもその事件で監禁された被害者の1人であるとい
う境遇を抱えながら、容疑者と対峙(たいじ)していくヒューマンミステリー。
本格ミステリー作品に初挑戦する広瀬は「このお話を頂いた時、今までにやったこと
のない役柄、作品だったので、29歳の自分がこの作品をやれることをずっと楽しみに
していました」と高揚感を口にした。弁護士の職業倫理観と、自らの過去との間で葛藤
する弁護士役を演じる。「セリフ量はもちろん、専門用語もたくさんある中で、緊張感
とたくさんの刺激を頂き、日々学びながら、とても充実しています」とやりがいを明か
す。
映画「MOTHER マザー」(2020年)などを手がけた大森立嗣監督も「主演
の広瀬アリスさんは、自らが被害者である事件の犯人を冤罪であると信じる、難しい役
に挑んでいます。心を揺らし、傷つきながら前を向きます。私は、彼女の演じる役に温
かい血を流し込みたいと思っています」と語った。
満開の笑顔やはつらつとしたトークなど明るいイメージがある広瀬だが、今回は真逆
ともいえる役どころ。「私が演じる役は、強さと弱さ両方を持っていて、心の奥底にあ
る人間らしさが魅力だと思っています」と言い、「今までにない広瀬アリスをお届けで
きるかと思いますので、楽しみにしていていただければ」と呼びかけた。