その時 透きとおる秋風が吹いたよ
久しぶり やっと会えたね
それなのに 会話途切れて
寂しげに 木の葉が落ちる
言いかけた言葉 散らすみたい
あの日もらった 銀のネックレス
はなればなれの絆 大事にしたけど
My dear 教えて あの日の二人は
今どこへ行ったの? 訊きたくて
でも想いを 封じ込めて黙った
何でもあなたには 言えたのに…
どうして
優しさは変わらないけど
見慣れないジャケット着て
横顔が遠い人みたい
懐かしい海を見ていても
なぜか些細なことで喧嘩して
はなればなれの右手 痛みを握ったよ
My dear 教えて おとなになるって
ねぇ変わることなの? 何もかも
もうここから一人きり帰るわ
あれから三度目の秋風に
手を振って
あの夏に帰りたい
騒がしい光に
My dear 教えて あの日の二人は
今どこへ行ったの? 訊きたくて
でも想いを 封じ込めて黙った
何でもあなたには言えたのに…
あなたの声に
私 振り向けないよ
くしゃくしゃにね 涙が止まらなくて
My dear ごめんね 素直になれなくて
誰より好きだった
さよならを言っても