おはよう、涙が流れている
気づかぬ間に眠り込んでしまったみたい
パソコンの机の上に置いていたケーキが地面に落ちた
机の上はアイスの袋から染み出た乳液で汚れ、溶けて蒸発したチョコレートが乾いている
頬が少しピクピクとしている、恐らく机に寝ている時にアイスに触れてしまったからだろう、その残骸がね。
marginalman板を見ても、mC最強の発行文も一向に増えていない
私が眠った後も、突撃の開台の兆しはないようだね
今、地面に落ちたクリームのケーキを片付けて捨てるつもりだ
お腹が少し空いたけど、アイスを冷凍庫に入れておいて食べようかな？
でも同時に、「こんないい加減なことはだめだよ、捨てるべきだよ」という冷静な気持ちも混ざっている
簡単に片付けてシャワーを浴びようとしていると、私の心の中で言っている：
「もう一度、今も見ることができる星街の本尻を探しに行こうか？」
咪口咩のエッチな特製本がページを剥がれた状態でめくれているけど、鯨風や鯨天の本でもいいかな？
咪口と星街が一緒に笑って、「逼死你死逼死你死」と言いながら頭を寄せ合えば、それでいいよね？
ただ、それだけの…ただ、それだけの願いだけなんだよ。
ただ、咪口と星街が一緒に夜になって「miComet三週年！」と言い合う姿が見たいだけなんだ。
こんな些細なことも、私が求めるのが多すぎるのかな？こんな期待を持つのは私にふさわしくないのかな？
咪口が配信中に彗醬のことを話すたびに、当然ながらその日の夜は訪れると思っていた私は、少し無理してでも特休申請書を上司に提出し、判子をもらったんだよ
周囲のV豚に「星街19号は全然連動してないよね？」と陰で嘲笑されていることに気づきながらも、誇りを持って一日休みを取り、事前にケーキを予約したんだ
後でTwitterに貼れるように、机の周りに飾りつけをして、小さな祭壇には咪口咩のグッズなんかを飾って、コンピュータのデスクトップもエッチなものに変えたんだ。
あとは二人の開場OPが流れるのを待つだけで、挨拶を交換した後に「にゃーはろー～～みんな！miComet周年を見逃すなあ！」
「逼死你死啊！でも、今年は特別な準備もあるよ、ね、彗醬」
「何かな～」
ちょっと商業っぽく装って、でも笑顔で不安な気持ちを吹き飛ばして、私に向けられたその二つの笑顔に向き合いたいと思う。
ただ、そういうだけなんだよ。