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扉絵リクエスト
『フランキーがサルにいじめられているカニに メカのボディをつけてあげてるところ
【鏡世界(ミロワールド)】
ナミ「情報がないの!? 鏡達~!!」
チョッパー「ルフィも!? サンジも!?」
鏡「いないわよ?」「だいぶ前なら通ったがなァ」
キャロット「サンジのお部屋にも!?」
鏡「代わりに変な奴が寝てるぜ」
ナミ「場内じゃないなら心当たりがある…!!」
ジンベエ「!?」
ナミ「外だから鏡はないけど…」
「今朝ルフィとサンジ君が…戦った場所」
チョッパー「え~~~~~~っ!!?」
「ルフィとサンジが…!!」
「ケンカしたのかァ!!?」
号泣するチョッパー。
ジンベエ「サンジもヴィンスモーク家の立場上」
「余程の理由でここへ来た筈じゃ」
「そう簡単に連れ帰れはせんじゃろう…!!」
ナミ「………」
ジンベエ「──しかし連れ帰るなら急がねば…」
「──皆揃うてから話そうと思っとったが…」
「実は明日結婚式が開かれれば……」
「ただの式じゃあ済まん」
ナミ「え?」
ジンベエ「お前さん達ペコムズと一緒にここへ来たな?」
チョッパー「あ…ペコムズ!!」
「無事なのか!?」
「おれ達逸れちゃって!!」
ジンベエ「──まずは無事だと知らせておく」
「──しかし奴はある陰謀に巻き込まれ サメ達のエサになる所じゃった」
「わしらが気づかねば死んでいた……!!」
チョッパー「!?」
ペドロ「………」
【スイートシティ】
「ワン!! ワン!!」
ザアアアアアア
雨が降り続けている。
兵士たち
「銃声……?」
「さァ…雨が強いし…」
「犬なら鳴いてる様だが」
ポタポタと血を垂らすボビン。
「くそ…」
「ハァ ハァ…」
剣を杖代わりに歩いている。
ボビン「あいつら…」
視線の先には3人の人影が。
そのまま力尽き、ドサ……と広場に倒れてしまうボビン。
犬「ワン!! ワン!!」
【6階バウム 『客室』】
女「か…かいぶつなの?……」
「あんたた…ひ……♡」
最後の一人がドサっと倒れてしまう。
まだまだ平気な様子で酒を飲むジャッジたち。
樽で酒を流し込むヨンジ。
「情けねェな」
「酒場の女が酒で潰れるなんて」
「差し出すならあのサンジの仲間の女にして欲しかった」
ニジ「わかるぜナミって女だろ!!」
「あの気の強さ 好みだ♡」
イチジ「捕まってるらしい…」
「明日”アレ”を貰えないか交渉してみよう」
グビグビっと樽を飲み干すジャッジ。
「さて 酒は程々にしようか」
「宴なら明日の夜だ!!」
「『四皇』ビッグ・マムというバックを得て」
「ジェルマが再び”北の海(ノースブルー)”の支配者となる」
「明日こそ──その前祝いだ!!」
「考えて見れば あの”出来損ない”も役に立った」
ヨンジ「確かに! “生け贄”サンジで釣れた魚はでかい!!」
ニジ「ジェルマの艦隊にビッグ・マムの旗が踊れば敵も戦意を失う」
イチジ「より強く海を制圧できそうだ」
「──サンジに感謝しよう」
ニジ「はっはっは”出来損ない”に!!」
ジャッジ「有益な”役立たず”に!!」
一同「乾杯」
盛り上がる様子を見ている樽と壁のホーミーズたち。
【ヴィンスモーク家 客室前──】
客室に戻ってもまだ盛り上がっているジャッジたち。
部屋の外まで「わははは…」と声が響く。
そして部屋の外に大量の兵士たちが。
モンドール『明日の茶会までヴィンスモーク家の者は誰にも接触させるな』
兵士『了解』
『3階…長女レイジュ様のいる医療室にも兵は配備済みです』
『ヴィンスモーク家はもはや…』
『運命の時を…待つばかり…』
モンドール『余計な事言ってんじゃねェ! バーカ』
ビッグマムは相変わらず偽ブルックを掴んだまま熟睡中。
ジャッジもようやく眠りにつく。
【3階医療室】
レイジュ「………」
眠れないのか、レイジュは窓の外を見つめている。
【町の外れ─】
ぐぎゅるるるる
サンジ「………」
お腹が空き過ぎてしわしわのミイラになっているルフィ。
ひくひくっと鼻が動く。
くんくん!
サンジの弁当の匂いを嗅ぎつけたのか、ルフィがパチッと目を開ける。
立っているサンジに気付くルフィ「あ…」
「ハンジ」
ごぎゅるるるるる…
気まずそうに目を背けるサンジ。
サンジ「おれは待ってろとは言ってねェ…」
『早く消えろ おれの視界から!!』
『断る』
朝のやり取りが浮かぶ。
笑うルフィ「ししし…」
サンジがルフィの前に弁当箱を落とす。
「──食えるもんなら……食え……」
ルフィ「!?」
「メヒ」
取り出した弁当箱からは汁が漏れている。
ルフィ「……」
開けたルフィが驚く「え……(汗)」
でろ~~ん
サンジ「途中落としたし…」
「潰れたし…雨にも濡れた…」
「ひどい出来損ないだろ…」
真っ先に肉を取るルフィ。
ボロッ
他の食材が肉についている。
ルフィ「………」
サンジ「………」
ばくばく
もぐもぐ
ルフィ「………!!」ごくん!!
「ん~」
「うんめェ~~~!!!」
サンジ「!!!」
ルフィ「最高だこりゃ!!!」
「うめ”ェ!!!」
どんどん弁当をたいらげるルフィ。
サンジ「……」
ルフィ「これおれ達の…」もぐもぐ
「好物が…全部入ってんな!!」べちゃ
「うんめ~~!!」ぱくぱく
サンジ「……」
ルフィ「んめェ~~!!!」
サンジ「………」
「ウソつけ」
あっという間に弁当を食べ終えるルフィ。
「は~~うまかった!!」
「乾涸びるとこだった!!」
サンジ「──食ったら帰れ…!!」
ルフィ「!?」
「何言ってんだ!! 一緒に帰ろう!!」
ルフィに背を向けたまま、人差し指を立てるサンジ。
「一つ…!!」
「遥々迎えに来てくれた己の船の船長を」
「おれは侮辱し 無抵抗のお前を力の限り傷つけた!!」
「だからおれは」
「今更お前の船には戻れない」
ルフィ「!」
「………!!」
サンジ「大恩あるクソジジイ及びおれが育った故郷…!!」
「海上レストラン『バラティエ』を もしもの時の人質に取られてる」
「だからおれは 『結婚式』から逃げるわけにいかない!!」
「3つ…!!」
「血のつながった悪の家族がビッグ・マムにハメられた!!」
「数時間後全員が殺される!!」
「何の恩もない 恨みしかねェクズ共だが」
「…おれはあいつらを」
「見捨てて逃げる事ができない…!!」
涙を流すサンジ。
ルフィ「………」
サンジ「以上3つの理由で…!!」
「おれはお前らと……一緒には帰れない!!」
ルフィ「……」
サンジ「理解したら……」
「消えてくれ…」
ムカっと来たルフィがサンジの顔面を殴りつける。
サンジ「!!!!」
ボシャアアン!!
瓦礫に突っ込むサンジ。
「ゲホ」
「ハァ……ハァ」
ルフィ「………!!」
ルフィがサンジの前に立つ。
それでもまだルフィを睨みつけるサンジ。
ルフィ「本心を」
「言えよ!!!」
サンジ「!?」
ルフィ「ハァ」
「ハァ」
ルフィ『サンジ~~!! メシ~』
ゾロ『早く作れ!! てめェ』
サンジを見る一味。
ポロっと涙がこぼれる。
サンジ『盗み食いした奴は誰だァー!!!』
口いっぱいに詰め込んで逃げるウソップ・ルフィにチョッパー。
フランキー『ぎゃはははは!!』
そしてジャッジとビッグマムの顔も浮かぶ。
ボロボロと涙をこぼすサンジ。
「……ルフィ おれァ…!!」
「サニー号に…」
「帰り”たい”……!!!」
ルフィ「!!」
サンジ「……だがどうしても逃げ出す勇気がねェ…!!」
「式が始まったらもうおれ一人じゃ何も止められねェのに…!!!」
「家族だとも思わねェあの”クズ共”を」
「おれは助けたいと考えてる!!!」
「ウウ…!!!」
ルフィ「……うん!!」
サンジ「!?」
ルフィ「……だって!」
「それがお前だろ!!!」
サンジ「!!」
ルフィ「おれ達がいる!!!」
「式をブッ壊そう!!!」
サンジ「!!?」
■いつでもシンプル!!
次号休載
簡易翻譯:#1OezEAnV