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カラー扉絵はアメフト姿の一味。
背番号はそれぞれの誕生日
ルフィ55
ナミ73
ゾロ11
サンジ32
ブルック43
チョッパー24
フランキー39
■ぜったい美味(デリシャス)!!
【ホールケーキ城8階「巨大キッチン」】
【ウエディングケーキ制作大詰め──】
料理長に合わせ、シェフたちが歌う。
料理長「ゆるふわの~~♪」
シェフ「トロふわの~♪」
料理長「人生なんて~♪」
シェフ「ありゃしない!!」
【ビッグ・マム海賊団総料理長
“美食騎士シュトロイゼン”】
料理長「苦行の人生涙の味は♪」
シェフ「塩少々温風」
料理長「くやし涙は」
シェフ「大さじ一杯♪」
料理長「だったらてめェのデザートはァ!!!」
「甘いケーキがいいじゃない」ドン!!
涙のシュトロイゼン料理長。
シェフ「料理長~~~~~!!」
料理長「ゆるふわの~~♪」
シェフ「トロふわの~~♪」
【ホールケーキアイランド「東の入り江」】
「よせペコムズ!! まだ安静にしていなくては!!」
ペコムズ「ハァ……ハァ……ガオ!!」
「ジンベエはちゃんとママに報告できたのか!?」
「ベッジのガキの事…!!」
アラディン「勿論だ!!」
「今頃は裏切者のベッジの奴はママに完膚なきまでに打ちのめされている筈だ!!」
ペコムズ「ガオ!!」
「…筈だと!? 筈じゃあダメだ…!!」
「やはり確実におれが…」
起き上がろうとするペコムズを無理やり寝かせるプラリネ。
プラリネ「まーまーシャシャシャシャ...」
どすん!!
ペコムズ「ウ!!」
プラリネ「大人しくしてなきゃダメよペコムズ!!」
ペコムズ「だ…だがプラリネ」
「万が一奴らに報告を阻止されたら…ガオ」
アラディン「ならば尚更ジンベエに任せろ!!」
「お前の体ではまたやられてしまう!! 安静にしてろ」
別の魚人「そうだペコムズ!! 動く事は船医のわしが許さん」
「絶対に寝ていろ!!」
しかしまたしても起き上がるペコムズ。
ペコムズ「………お前ら」
「様子がおかしくねェか?」
ギク!!
ペコムズ「何やら夜中中 入江がざわついていた…」
「ちらほらと“荷物”を運ぶ者の姿が見えた…!!」
「助けられた事には礼を言うが…おれは行く!!」
アラディン「待て待てそれは許さん!!(汗)」
ペコムズ「許さんとは何だ!! ガオ!!」
「ハァ」
「てめェら何を隠してる!! ハァ」
【ルフィ&サンジ】
ジンベエの言葉通りに歩くルフィとサンジ。
『ではルフィ サンジ』
『島の北西にベッジ達のアジトがある!!』
『わしらは鏡の中から先に行っておる!!」
ルフィ「ハァ ハァ」
『そこで落ち合おう!!』
【「ファイアタンク海賊団」アジト】
ルフィ「──ついた!! ここがベッジのアジト!!」
「──でベッジってどんな奴だ?」
サンジ「…マフィアのボスだと思え」
【お茶会開宴まで──あと4時間15分】
出迎えたのはヴィト。
「おー!! おれのヒーロー『ジェルマ』!!」
「ヴィンスモーク・サンジ!!」
サンジ「てめェか…」
ルフィ「おいみんなは!? お前がベッジか!?」
【“怪銃”ヴィト】
ヴィト「また会えて嬉しいレロ!! ニョロロ!!」
「そう慌てるな 他の奴等は着いていレロ」
ルフィ「レロってどっちだよ!!」
そこにやってくるチョッパー。
チョッパー「わールフィ!! サンジ~~~~!!」
サンジ「チョッパー!!」
風呂に入って別人になっているチョッパー。
「お前達もひとっ風呂浴びて来いよ!!」
ルフィ「何くつろいでんだ!!」
「時間がねェんだぞ!? 風呂嫌いのクセに!!」
ヴィト「いやいやあんたらもレロ!!」
「頭目(ファーザー)は“汚ェの”とはお会いにならねェ」
サンジ&ルフィ「!」
ボロボロで薄汚い2人が顔を見合わせる。
ここから神回。
【ベッジアジト内 女風呂】
シャワーを浴びているナミがシフォンと話している。
シフォン「え~~~!?」
「ローラがイボイノシシのゾンビに!?」
ナミ「それで意中の男を追いかけ回して…」
シフォン「アハハハ ローラらしいわね」
ナミ「あの時も…今回のオバケ森も…ローラに出会ってなかったら私どうなってたか」
シフォン「そうなのね!!」
「でも妹にとってもあんた達 大恩人よ!! ありがとう」
「嬉しくて涙が出てきた!!」
「私達昔から一心同体だったのよ 双子だし!!」
キャロット「死んだ人が動くなんて 海ってワンダーランド♡!!」
「ローラは人間に戻れたのね!」
ナミ「ええ」
「きっと今も元気で海賊やってるわ!!」
「結婚相手は見つかったかしら」
「ビッグ・マムの怒りは鬼気迫るものがあったけど 結婚から逃げた件で…」
シフォン「ああ…あれは大事件だった」
「ママは理由(ワケ)あって全世界の巨人族に嫌われてるの」
ナミ「!?」
「え?巨人族に??」
シフォン「だからこのあらゆる種族の住む『万国(トットランド)』にも巨人族だけは
いない」
キャロット(巨人…!! 本当にいるんだ……!!)
シフォン「ある日…ローラを見かけて一目惚れしたという求婚者が現れたんだけど…」
「それが何と巨人国『エルバフ』の王子“ロキ”!!」
ナミ「……王子!? すごい!!」
シフォン「ママは涙目で歓喜してた!!」
「ローラがエルバフの王女になれば!! 巨人族との長年の確執も埋まり」
「更には世界一の強国と名高い『エルバフ』の軍隊さえも我が者にできると!!」
ナミ「成る程…そこから逃げちゃったわけね」
シフォン「そこからはひどいものよ」
「代わりに私を差し出してみるも 『ローラじゃない』と見抜かれ…巨人族との仲はよ
り険悪に」
「それからのママは本物の巨人族を仲間にする事を諦めて 人を巨大化する研究に投資
する様になった…」
「ローラへの怒りは増幅する一方で この国では犯罪者扱い!!」
「もし帰ってきたら殺されるわ」
ナミ「…………」
シフォン「それに…ローラにそっくりの私も気にくわないみたいで」
『“その顏(ツラ)”をおれの視界に!!』
『さらすんじゃねェよォ!!!(怒)』
シフォン「会う度に…」
「手酷く殴られ 何年も生傷が絶えなかった」
ナミ「えェ!?」
シフォン「殺されるかと思った…親に…」
「もう私は“あの怪物”を母親とは思えない」
ナミ「………!!」
シフォン「ローラはのん気だから まさか母が自分に殺意を抱いてるなんて思ってない
でしょうけど ふふふ…」
ナミ「そういう事か…全部つながった…!!」
シフォン「ベッジがママを暗殺するって言った時」
「私は何も感じなかった…」
「ひどいと思われても…それが事実」
【男湯】
ブルック「いやいやいや いいお湯でしたーヨホホ」
「極楽~極楽~~っ」
ルフィ「行ってたまるか!!」
「なんか戦いの後みてェだ 気が抜けちまうな」
「これからなのに!!」
ブルック「あ! 冷蔵庫 ルフィさん牛乳入ってますよ 牛乳!!」
ルフィ「お」
ファミリーの兵士「おい人ん家の冷蔵庫を勝手に漁るな!!」
ルフィ「ちょうどよかった おれ 歯欠けちまって」
ブルック「私も顔面 割れちまって」
兵士「どんな体質なんだお前ら!!!」
【「お茶会」開宴まで──あと3時間30分──】
縛り上げられながらも、しっかりお風呂に入れられ綺麗な服に着替えたブリュレとディ
ーゼル。
ブリュレ「許さないよ!! シフォン オマエってコは!!!(怒)」
「ママを殺そうって奴に加担するとは!!」
ディーゼル「シフォン様よくお考えを!! ママを暗殺など」
「絶対にできません!!!」
シフォン「ブリュレ姉さん! ママが私に何をしたか知ってるでしょ!?」
「ローラの身も危険」
「私の家族はベッジとベッツ! それだけでいいの!!」
そしてカポネが部屋に入って来る。
カポネ「おし全員揃ってんな…少しは汚れは落ちたか?」
「『服は人を作る』と言うぜ」
「身だしなみのなってねェ奴とは話す気にならねェ」
「さて」
「あと3時間半だ…」
「決めようか…まず手を組むかどうか…どうかから!!!」
ルフィ「……」
広間に集められた兵士達。
ルフィたちもマフィア風の衣装に着替えている。
カポネ「ウチとしちゃあお前らはただの邪魔者」
「ここで全員消すってのが一番世話がねェが…!!」
一同「!!?」
サンジ「おれが死んだらビッグ・マム暗殺のチャンスはゼロだ」
「『式』自体がなくなるからな」
「おれは開宴2時間前には戻らなきゃ怪しまれる」
カポネ「ああ…残念ながらその通り」
「お前だけは殺せねェ」
ジンベエ「威嚇しあっとる時間はない」
「ルフィ 直感ではこいつらと組めそうか? どう思う」
じーー…っとカポネを見るルフィ。
ルフィ「………」
じーーーっ……
焦るシーザー。
じーーー…
「お前シーザーだろォ!!!」
シーザー「!!!」ギクゥ!!
「ギャーーー!!!」
チョッパー「えー!? シーザー?どこに!?」
サンジ「いるだろずっと…(汗」
ナミ「何 今さら(汗)」
シーザー「………!!」
【シーザー回想】
工場に入ってくるカポネたち。
カポネ『シーザークラウン!!』
シーザー『うおー!! は…は』
『働いてるよ!! ちゃんと!!』
『ビッグ・マムにそう報告しろ!!』
カポネ『監視の交代を頼んだら あっさり代わって貰えた』
『おれは今や信頼ある『城(ルーク)』!!』
カポネの心臓を見せるカポネ。
カポネ『逃がしてやろう おれにその力を貸すならな…』
シーザー『!!?』
『キサマ このおれ様が誰だかわかって口をきいてるのか!!?』
『世界をも滅ぼせる天才科学者シーザー・クラウンだぞ!!!』
と言いつつ話を聞くシーザー。
『“麦わら”がここに来るのか!!?』
『勘弁してくれ!!』
『あいつらとだけはもう2度と会いたくねェんだ!!!』
【回想終わり】
焦ってしどろもどろになるシーザー「シ…シーザー?」
「違う…おれはベッジの兄弟分…!!」
「“ギャングスター”ガスティーノだ!!!」
「シュロロロロロロ!!」
ナミ「笑い方っ」
【“ギャングスター”ガスティーノ】
サンジ(隠す努力が見受けられない)
チョッパー(ガスティーノって…)
ルフィ「そうか人違いか 悪かった」
ナミ「違わないわよ!! どう見てもシーザーでしょ」
ルフィ「何だやっぱお前か!! どうしてここにいるんだ!!!」
シーザー「居たくていると思うか!! 戯け者め!!!」
「てめェらのせいでビッグ・マムに引き渡されちまって 絶体絶命の所を」
「またコイツに『心臓』をつかまれて言いなりだ!!!」
「トラファルガー・ローに伝えろ」
「今度会ったら必ず殺すと!!! 隙あらば貴様も」
カポネ「よせよせつまらねェ!! これこそ時間の無駄だ」
「“麦わら”…!!手は組むのかやめとくか?」
心臓を握るカポネ。
シーザー「ギャーー!!」
ルフィ「…………」
ルフィ「──じゃあまず」
「ペコムズを撃った件を殴らせろ」ドン!!
一同「!!?」
ジンベエ「待てルフィ!! それじゃ話がまとまらん!!」
ルフィ「でも友達を撃ったんだ!!!」
ゴッティ「頭目(ファーザー)を悪く言う奴おれ許さん!!」
ヴィト「やめろゴッティ!!!」
カポネ「構わねェ やらせろ」
兵士たち「そうだ 追い出せ こんな奴ら!!!(怒)」
あっという間に騒ぎになる。
溜息のジンベエ「………」
「ビッグ・マムは好きか?」
「「嫌いだ!!!」」
ルフィ・シーザー・カポネが口を揃えて応える。
ジンベエ「それを『連合軍』と呼ぶんじゃ!!」
「殺し合いなら後でもできるが 今手を結べば お前達全員に“利”がある!!」
怒りながらも顔を突き合わせる3人。
ルフィ「作戦は!?」
カポネ「完璧なものを考えてある」
シーザー「さっさとやるぞ!!! それで終いだ!!!」
【開宴まであと3時間20分——】
■戦線鼎立(ていりつ)!!
ワンピース 859話 ネタバレへ続く!!