上越新幹線スピードアップ工事に着手 最高速度275km/h、大宮~新潟間で7分程度短縮
2019.05.08 草町義和(鉄道ライター)
上越新幹線の速度向上工事が2019年5月中旬から始まります。工事完了後の最高速度は275km/hに。車両もE7系に統一されます。
吸音板設置や防音壁かさ上げなど
JR東日本は2019年5月8日(水)、上越新幹線の速度向上に取り組むと発表しました。最高速度がいまより35km/h引き上げられ、275km/hになります。
JR東日本によると、最高速度が275km/hになるのは上越新幹線の大宮~新潟間。2019年5月中旬からおおむね4年程度、速度向上のための地上設備の工事が行われる予定です。吸音板を約7kmにわたって設置するほか、防音壁のかさ上げも約12kmにわたって行われます。
現在、上越新幹線の列車は大宮~新潟間を最短1時間14分で走り、東京~新潟間は最短1時間37分で結んでいます。最高速度の向上により、所要時間は大宮~新潟間で最大7分程度短縮。大宮~高崎間に乗り入れている北陸新幹線の列車も、最大2分程度の短縮が見込まれています。また、すでに速度向上のための工事が始まっている東北新幹線の上野~大宮間では、最大1分程度の時間短縮が見込まれています。
275km/hでの運転に対応するのはE7系電車です。上越新幹線では現在、E7系のほかE2系やE4系が運転されていますが、JR東日本は2022年度末に上越新幹線のすべての列車をE7系に統一するとしています。
https://trafficnews.jp/post/85902
JR東日本在今天表示將開始進行上越新幹線的列車提速工程。完工後上越新幹線的列車時速將從現有的240km/h提升至275km/h。預計在2022年隨新幹線E7列車組全數投入時完工
在提速工程中,將設置7公里的吸音板以及12公里的防音壁。在完工後,大宮至新潟可以縮短7分鐘的車程,大宮至高崎的北陸新幹線列車可以縮短2分鐘的車程。
現行的上越新幹線從大宮到新潟最快需要1小時14分。東京到新潟需要1小時37分。同時現在還有在進行上野至大宮的提速工程