宝塚100周年:記念式典 タカラジェンヌ大合唱
宝塚歌劇100周年記念式典が5日、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場であった。現役タカラ
ジェンヌと宝塚音楽学校生の計460人が正装の緑のはかま姿で大階段に並んで合唱し
、新世紀の門出を祝った。
式典には、秋篠宮ご夫妻や宝塚歌劇団OGら約2000人が出席。1927年に宝塚
が上演した日本初のレビュー「モン・パリ」の主題曲などに合わせて、専科の松本悠里
(ゆり)さんや轟悠(とどろき・ゆう)さんらが、日本舞踊を披露して華やかに開幕し
た。
ゲストも次々と登場した。ピアニストの辻井伸行さん(25)は「すみれの花咲く頃
」をアレンジした即興曲を演奏し、宇宙飛行士の若田光一さんは国際宇宙ステーション
からビデオメッセージを寄せた。
祝典大合唱では指揮者の佐渡裕さん(52)がタクトを握った。作家の瀬戸内寂聴さ
ん(91)が宝塚100年の歩みを詞に織り込んで作った新曲「虹の橋 渡りつづけて
」や「すみれの花咲く頃」などを、タカラジェンヌが迫力のコーラスで歌い上げた。
最後に、花、月、雪、星、宙(そら)の全5組のトップスターも加わった祝賀レビュ
ー「TAKARAZUKA花詩集100!!」を上演。美しいラインダンスに会場は大
きな歓声に包まれた。【出水奈美、粟飯原浩】
http://mainichi.jp/select/news/20140406k0000m040064000c.html