[情報] 花組 明日海りお談及台灣公演

作者: GarlicChen (夜史)   2015-09-10 16:58:45
from:三井住友VISA卡官網
http://www.smbc-card.com/mem/service/le/takarazuka/asumi/message.html
 先日、台湾公演が閉幕しました。台湾の皆様、そして日本からお越しいただ
いたり、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
 千秋楽の模様は映画館でも上映され、ご覧になった方も「すごい歓声だった
ね」とおっしゃってくださったのですが、実際その場にいると、地鳴りのよう
なものすごい歓声でした。オペラも上演する4階席まである劇場なので、声が
上から時差で次々と降ってくるような感じで……、感極まりました。
 台湾公演上演の発表がかなり早い時期でしたので、それから務まるだろうか
と不安になったり、第1回台湾公演が好評だったとお聞きして、プレッシャー
に感じる部分もありました。また作品としても、『宝塚幻想曲(タカラヅカ
ファンタジア)』は初めてのオリジナルのショーでしたし、『ベルサイユのば
ら』はトップお披露目公演でもありました。そんな節目でお世話になっている
2作品でしたので、思い入れもありました。台湾公演に標準を合わせたという
わけではありませんが、そこに向かって自分をどこまで高めていけるかを目標
にしてきました。そういういろいろな思いがあるなかで、温かい拍手、熱狂的
な歓声をいただけて、本当に心からホッとしましたし、うれしかったです。
 初日は台風で延期になってしまい、ご覧になれないお客様もいらっしゃり、
とても残念でした。台風の警報が出ることがわかっていたので、いつもよりさ
らにスピードアップして舞台稽古を行いました。終わったらすぐにホテルに引
き返さないといけない状況のなか、現地や宝塚のスタッフの方々が、私たちが
安全に舞台を務められるように寝る間も惜しんで取り組んでくださいました。
空港で長時間足止めされた方や、開演ギリギリに到着されたお客様もいらして
、いろんな人の思いが詰まってようやく開けた初日でした。いつも通り集中し
ていい舞台を、という気持ちでいましたが、幕を開けられた喜びやお客様の「
待っていたよ」という思いが劇場に充満しているのを感じました。
 お客様の反応がとてもダイレクトでした。初日から台湾語や北京語で歌うと
すごく歓声が上がり、回数を重ねるごとにヒートアップ。1節歌うだけで「ワ
ー!!」と反応があったりと、すごく新鮮でしたし、やりがいがありました。
花魁の場面も、登場しただけで「ヒュー!!」とすごい歓声をいただき、そこ
から着替えて再登場したときも湧いてくださったり、うれしかったです。台湾
でメジャーな「追追追」という曲も、流れ始めるとザワザワザワとなり、歌い
始めると皆さん本当に喜んでくださり……と、客席と会話しているような感覚
がありました。
 台湾の「望春風」を美穂圭子さんと歌わせていただき、その後に黒エンビに
なるのですが、やわらかい歌からキリっとしたエンビの場面に続くことで、私
たちもだいぶ印象が変わりました。梅田芸術劇場では階段が少なかったのです
が、今回は宝塚の大階段に近い段数があり、登場した瞬間からお客様の反応が
ありました。また、銀橋のようなエプロンステージもあり、お客様との距離も
近かったです。回によってはエプロンステージに出ると、立ち上がったり手作
りのウチワを振ってくださる方もいたりと、コンサートのような盛り上がりで
した。そしてカーテンコールで「望春風」を歌うときも、劇場中の皆さんが
歌ってくださいました。曲自体も素朴で優しい雰囲気なのですが、お客様の顔
がすごく温かく、日本人と台湾の方が一緒になって歌えることに、毎回ジーン
ときていました。
 また、『ベルサイユのばら』も月組時代の「オスカルとアンドレ編」から出
演させていただきましたが、出演するのもきっと最後だと思うと、すごく寂し
かったですし、まだ自分のなかにたくさんの課題があるような気がしました。
『ベルサイユのばら』は台詞と台詞の間にそれぞれの思いが密に込められてい
るので、そこをどう濃くしていくか、より深く表現するためにはどうしたらい
いかと考えながら、演じていました。
 組子も1人ひとりが海外公演に選抜で行くという責任感をもっていたので、
お稽古場から進化のスピードがすごく早く、役への取り組み方もいつも以上で
、私自身もいい刺激を受けていました。周りがそうやって調子を上げてきてく
れると、余計な力が抜けるような気がして、それがフェルゼンという役には良
かったのではないかと感じました。
 まりあちゃん(花乃まりあ)のアントワネットも、公安委員会メンバー役の
人たちとの掛け合いが濃くなり、迫力ある場面になったかと思います。アンド
レのキキちゃん(芹香斗亜)との場面は、盛り上げようと思って力を入れ過ぎ
ると2人が同じようなテンションになってしまうので、私はできるだけどっし
りして、アンドレと思いを通じ合わせることをめざして演じていました。れい
ちゃん(柚香光)は、最初はオスカル役にプレッシャーがあったように感じま
したが、吸収が早いのでどんどんほぐれてきて、彼女らしいオスカルだったと
思います。
 今回は、開演アナウンスや歌、終演後の挨拶のために、北京語と台湾語を覚
えました。先生がつきっきりで発音やイントネーションを細かく教えてくださ
り、家でずっと発声していました。例えば同じ「ジー」の音でも、息を出すの
と巻き舌なのと、上からのイントネーションと破裂音と全部意味が変わってし
まう。それを現地の皆さんに理解してもらうため、結構練習しました。その成
果もあってか、私のつたない北京語、台湾語にも反応してくださって、うれし
かったです。台湾公演、不安もありますが、精一杯頑張りたいです。
 台湾のファンの方は熱狂的で、朝も帰りもたくさんの方々が楽屋口にお見え
になり、熱い歓声をいただきました。終演後すぐに劇場を出なければいけない
こともあり、サッと着替えられて、ウォーミングアップができるようなラフな
格好で劇場入りしていました。暑いことを想定して半袖のラフな洋服が多かっ
たのですが、意外と涼しかったです(笑)。
 食事はなんでも美味しかったです。まず到着した日に、小籠包を食べに行き
ました。ホテルのレストランもエスニックから和食までいろいろあり、公演後
にみんなで食卓を囲むのがすごく癒しの時間で、エネルギーチャージできまし
た。千秋楽後のパーティーのあとに食べた、蟹味噌入りなどさまざまな種類の
小籠包や、空心菜の炒め物が特に美味しかったです。残念ながら九份には行け
なかったのですが、夜市にみんなで行き、台北の夜の雰囲気を楽しめました。
 初めての海外公演ということで、楽しみな反面、健康管理や精神的な部分な
どがすごく心配で不安だったのですが、みんなで行ってみたら全然大丈夫でし
た。私たちが過ごしやすいようにスタッフの方々が手を尽くしてくださってい
ましたし、そこに仲間がいることによって、宝塚と同じように過ごすことがで
きました。仲間の存在は心強いな、と痛感しました。組子も変に緊張したり、
疲れが出てしまうこともなく、海外公演で高揚している気持ちがいい風に働き
充実していて、もっと公演したい、終わるのが寂しいと皆で話していました。
 タクシーに乗っても、レストランに行っても皆さんがすごく温かく、日本語
や英語、ちょっと覚えた北京語など、いろいろと駆使しながら話しました。本
当に気持ちがあれば会話はできるんですね。お客様はもちろん、劇場スタッフ
、ホテルの方々もとても良くしてくださって、朗らかな明るい方ばかりでした
。人と人との繋がり、1つの舞台を作るということに気持ちで繋がっている仲
間だと感じられて、とってもいい経験になりました。
※このメッセージは、8/24(月)に届いたものです。
作者: cawaiimaple (んん~エクスタシー♡)   2015-09-10 23:59:00
感謝分享,期待寶塚再來台呀~這文好長,假日有空再來翻譯一下好了(還是有其他強者要自願嗎XD)
作者: yua123 (二手書,CD出清)   2015-09-14 13:20:00
完全不想看日文無字天書
作者: ichigo0309 (ichigo)   2015-09-15 18:49:00
破日文 只看的懂大意 XD
作者: lode0920 (往事如昨)   2015-09-16 00:29:00
只看得懂漢字XD
作者: GarlicChen (夜史)   2015-12-10 16:05:00
小海在新源氏寶大千秋後的休息日還有來台灣耶!!MIRIO:これから何度でも訪れたい大好きな場所になりました。

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