中国で出場権を獲得できればこの上ないが、困難だ。13年大会では9位に終わり、
今回も出場16カ国の世界ランクで8番目。さらにエース金丸晃輔が故障で直前離脱。
4位までに食い込み、望みをつなぐのが現実的だ。だからこそ日本開催なら大きな後押
しとなる。
案には「ウルトラC」の可能性も含む。18カ国を6チームごとに分け、3カ国で同
時開催する最終予選では、開催国枠が存在。もし日本がアジア選手権で5位以下に終わ
った場合でも、開催表明すれば参加できる。今後はアジア選手権の結果で立候補を検討
するが、問題は資金面。開催の権利だけで3億円、会場費などを含めるとさらに高額と
なる。どこまで負担を増やせるかが焦点になる。
目指すのは76年モントリオール大会以来40年ぶりの五輪。川淵会長はラグビーW
杯で南アフリカを破った日本代表を例に「スポーツに絶対はない。バスケの男子も死ぬ
気でやってほしい」と述べた。証明するのは今月の中国か、それとも来年の日本となる
か。機会は多い方がいいことは確かだ。