提供者:
章節/系列角色:
//////////////////////////////////////
「期待のプレゼント」
先生:さて、今日も授業はおわりか……
ん?あれは……
望:ねねね、今日、帰りどっか寄っていかない?
このまえ、すっごい穴場のカフェ、見つけちゃたんだ!
先生:(望とゆりか。寄り道の相談をしてるみたいだけど……)
ゆり:ほ、本日は、とてもお日柄がよく!!
望:……はい?
ゆり:大変よろこばしい誘いだが、私は本日直帰せなばならず!
だ、だから……
申し訳ないが、これでっ!!
望:ゆ、ゆり~っ!?
はぁっ……行っちゃったよ……
先生:やあ、望。ゆりはいったいどうしたんだ?
望:あ、先生見てたの?
たぶん、アタシの誕生日にサプライズする準備してくれてるんだよねー……
先生:(そういえば、先週からそういう話はあったな。僕も協力してるし……でも)
(本人にバレてたら、意味がないんじゃ……)
望:もうっ、ゆりってばわかりやすすぎるんだもん
先生:ははは……たしかに……
望:でもね、アタシ、お祝いしてもらえるのはすっごいうれしいんだ!
前の誕生日は、ゆりが予想もできないようなプレゼントくれたし……
くるみも、見だことない不思議な植物をくれたんだよ
先生:不思議な植物って、どんなのなんだ?
望:なんかね、さわるとおじきしたみたいに動く植物っ!
先生:(あ……ひょっとしてオジギソウのことかな?昔はよく見たけど……)
望:普段植物にカワイイなんて思ったことなかったんだけど、すっごくあいちゃくわいちゃった!
先生:……そうか。ステキなプレゼントだったんだな
望:うんっ!今でも大事に育ててるよ!
だから、2人のプレゼントも楽しみなんだけど……
先生:ああ、そうだな、どんなプレゼントなのか……
望:先生は?
先生:えっ?
望:もちろん、先生もプレゼントくれるんだよね?
先生:そ、それは、もち
望:やったー♪
なにくれるのかな?アタシのこと考えてくれるならあれとか?でも、あっちも……
先生:の、望……
望:とにかくっ!超楽しみに待ってるからね!
先生:(プ、プレッシャーをかけられてしまった……)
「サプライズの準備は……」
(数日後の休日ーー)
先生:望のプレゼントを買いにきてみたわけだけど……
(望:なにくれるのかな?アタシのこと考えてくれるならあれとか?でも、あっちも……)
先生:いったい望はなにを送ったらよろこんでくれるんだ?『あれ』ってなんなんだ?
???:先生?
先生:お、ゆり……とくるみじゃないか。偶然だな
くるみ:ひょっとして、先生も望の誕生日プレゼントを選びにきたんですか?
先生:先生”も”ってことは……くるみたちも?
ゆり:そうなのです。でも、あまりいいものが見つからなくて……
先生:僕もそれで悩んでたんだよ。望のすきなものを、って思ったんだけど
ファッションや化粧品のことは、僕にはよくわからないし……
ゆり:それに、相手の得意分野のものを贈るのは、ちょっとこわいですよね
くるみ:それなら、私たちは私たちらしいものを選んだらいいんでしょうか
ゆり:私たちらしい……?
先生:例えば、どういうことだ?
くるみ:私は……望のために、お部屋をお花さんでいっぱいにしたいです
先生:な、なるほど……それはたしかにくるみらしいな
くるみ:ゆりは、どうしたい?望になにをしてあげたい?
ゆり:私は……うーん……うーううん……
私は……望が楽しいと思う誕生日パーティーをしてあげたいと思う
望が主役の……望が心から楽しめるような……
はっ!!
先生:ど、どうしたんだ?
ゆり:火向井ゆり、ひらめきましたっ!!
ふたりとも、耳を貸してください!
(ゴニョゴニョゴニョ……)
ゆり:っていうのは、どうでしょう!?
くるみ:わぁ……ステキ……
先生:すごくいい案だな!これはきっと、望もよろこんでくれるぞ!
ゆり:ですよねっ!!
先生:でも、これを実現するにはみんなの協力が不可欠だな……さっそく連絡しよう
ゆり:私も、声をかけてみます!
くるみ:私は、バイト先のお花屋さんに行って、準備を始めますね
先生:ああ、よろしく頼む!
ゆり:ふふっ……サプライズをどうしようかずっと悩んでいたのですが……
最高の誕生日パーティーにできそうですっ!
先生:ああ、本当だな!
(サプライズパーティーをやるってこと、望はもう知っちゃってるけど……)
(これはきっと、望の想像を遥かにこえたパーティーになるぞ……!)
(望の誕生日・当日の朝ーー)
望:おっはよー、みんなーっ♪
くるみ:望、おはよう
ゆり:誕生日おめでとう!
望:えっ?もうここでそれ言っちゃうの?もっと焦らされると思ってだけど
蓮華:安心して♡望ちゃんの誕生日パーティーはちゃーんと開催するから♡
望:ええっ!?それも言っちゃいます!?
なんか、想像してたのと違う展開……!
楓:ふふっ、放課後になったらきっともっと驚いてくださいますわよ
……さあ、サドネ。例のものを、望先輩に
サドネ:うんっ!!
はいっ、ノゾミ!これ、あげるっ♪
望:えっ?これって……
みき:招待状ですよっ!望先輩の誕生日パーティーの!
望:わぁっ……!
明日葉:放課後になったら、そこに書いてある場所にきてくれ
詩穂:ちゃんと、この箱のなかにあるドレスを着てね♪
望:ド、ドレスまで用意してくれたのっ?
それに、場所って学校じゃないんだ?
いったい、どこで……あ、そっか、招待状見れば……
(カササッ……)
望:ええっ!?ここって……!!
「ずっと友達!」
(放課後ーー)
先生:よしっ、これで……準備万端だな
花音:あとは、望をまつだけだけど……
ミシェル:望せんぱい、迷わずにこれるかなぁ?
遥香:きっと大丈夫よ。地図もちゃんと渡しているし……
サドネ:うんっ、サドネ、チズ、ちゃんと書いたもんっ!
昴:え……ちょっと待って、手書きなのっ!?
心美:本当に大丈夫かなぁ……
(バダンッ!!)
望:ええっ!?真っ暗じゃん!!
みんな、どこ~!?
花音:きたわ!
明日葉:あんこ、照明だ!
あんこ:ふふっ、任せてよね。このワタシ特製のサイリウムマシンを……
(ババババッ!!)
望:きゃあっ!!
えっ……こ、これって……
みんな:望先輩……
お誕生日……
おめでとーっ!!
望:っ……!み、みんな……
ひなた:今日は、望先輩が主役の日だよっ!
桜:さあ、そこの主役の椅子に座るのじゃ
望:えっ……主役の椅子ってこれ?
す、すごい……こんな広いステージ、アタシのために貸し切って……?
ゆり:ああ、そうだ!今日は望が主役だからな!
詩穂:天野さんのファッションショーを私たちも楽しませてもらおうと思って♪
望:ええっ!?アタシのファッションショー!?
楓:ええ!この会場と一緒にお洋服もたくさん準備させていたたきましたわ!
あとで裏に入ってお着替えしてくださいませ!
望:い、いいの?アタシがこんなすごい会場でファッションショーなんて……
うらら:もちろんっ♪のぞみん先輩のために、うららたちがんばったんだから♪
サドネ:いっぱいヨウフクきたノゾミ、みたいなぁ
ミシェル:ミミもミミもっ♪
望:みんな……
ありがとっ!じゃあ、アタシ、みんなの期待に応えるよ!
こんな広い場所で、アタシだけのショーができるなんて……
本当にうれしいっ!最高のサプライズだよ!
ゆり:望……
望:えへへ、まずはね、みんながくれたこのドレスのお披露目からいくよっ!
ほら、見て……レースのところとか、すっごくキレイでしょ
みんなの気持ちがたくさんつまってるから、ドレスがさらに輝きだすの!
……洋服はね、ただ着るだけのものじゃないんだよ
衣装が持ってる物語と、思い出を見ることもとっても大切なの
だから、このドレスは……
『みんなの思い』っていう魔法がかかった、最高のドレスだよっ♪
アタシ、今日この場所でこのドレスを着たこと、ずーっと忘れないから!
ずっと、ずーっと……!
(……………………………)
みき:すごかったですね、望先輩のファッションショー!
先生:ああ、ステージの上でも堂々としていて、さすがだったな
ひなた:望先輩、とってもキレイだったねっ!
ゆり:わ、私は、きらきらした望を見ていたら、なんだか……
望:ゆり、くるみ~っ!!
ゆり:の、望っ!?
望:今日はありがとね!アタシのためにこんなステキなステージを贈ってくれて!
ゆり:え、えっと、それは……
望:ステージ周りのお花も、ちょーキレイ!くるみのセレクトだよね!
くるみ:ふふっ。気に入ってくれたならうれしい
望:もちろん、すっごく気に入ったよ!それで……
このステージは、ゆりが考えてくれたんだ?
ゆり:……!どうして、わかって……
望:ふふっ、わからないわけないじゃーん!
だってアタシたち、友達だし
ゆり:ともだち……
望:そっ、最高の友達!
だから、アタシたちは……
(ぎゅぎゅぎゅっ!!)
くるみ:きゃっ!
ゆり:の、望っ!?
望:えへへ……ズッ友だよっ♪
くるみ:望……
望:これからも、この先も、ずーっと、ずーっとよろしくねっ!
==========
好累、真的打的好累...本來覺得台版的有人打了想偷懶不打的...
看劇情只要花上十幾分鐘,打出來卻不只十倍的時間啊...
不過既然說好要打就還是打了吧,順便練練打字,Mozc用起來比Anthy順手多了呢
然後有點想訐官方,沒跑過生日劇情的話根本就不會看懂百合的生日祝賀台詞是在供蝦毀
懶的校稿了,如果有人看過覺得有問題再提出吧,感謝大家
821P還不賴...