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ノーベル文学賞 作家の大江健三郎さん死去
03月13日 15時25分
現代日本を代表する小説家で、日本人として2人目のノーベル文学賞を受賞した大江健三
郎さんが、3月3日、老衰のため亡くなりました。
88歳でした。
大江さんは、1935年、現在の愛媛県内子町で生まれ、東京大学在学中に発表した作品
、「奇妙な仕事」で注目を集めたあと1958年には「飼育」で芥川賞を受賞しました。
その後も数々の文学賞を受賞し、新しい世代の作家として戦後の日本文学界をリードしま
した。
そして1994年、川端康成に続いて日本人としては2人目となるノーベル文学賞を受賞
しました。
核兵器や平和の問題に対しても文学者の立場から向き合い、広島で取材した被爆者や医師
の姿を描いた「ヒロシマ・ノート」はベストセラーになりました。
また、憲法改正に反対する「九条の会」や脱原発を訴えるデモの呼びかけ人として名を連
ねるなど社会問題に対しても積極的に取り組み、発言を続けてきました。
講談社によりますと、大江さんは今月3日未明、老衰のため亡くなったということです。
88歳でした。
中央社東京13日綜合外電報
日本出版社講談社今天表示,日本當代存在主義作家、以戰後民主主義世代旗手聞名的諾貝
爾文學獎得主大江健三郎3月3日因衰老逝世,享壽88歲。
其作品包括《靜靜的生活》、《水死》、《空翻》等在台灣出版過近20種。