[媒體名稱] DIAMOND [新聞日期]2018.3.16
[網址]http://diamond.jp/articles/-/163762
文中大意就是說樂桃及香草預計一年內合併
基本上就是以樂桃為主的合併
看來香草的虧損真的是無法繼續在下去
所以才走到了要跟樂桃合併了吧
ANAグループのLCC(格安航空)、バニラ・エアとピーチ・アビエーションの2社
が統合に向けた最終協議中であることが明らかになった。関係各所と調整し、近く発表
する見込み。決断の裏には売り手市場の航空業界で、貴重な人材を有効活用したい思惑
があった。(「週刊ダイヤモンド」編集部 柳澤里佳)
3月中旬、東京・汐留にあるANAホールディングス本社の会議室では、かんかんがく
がくの議論が交わされていた。傘下のLCC、バニラ・エアとピーチ・アビエーション
をどのように統合するかについて、最終協議が行われていたのだ。
統合は1年程度をかけてバニラの事業を段階的にピーチに移管する。会議では具体的な
統合スキームについて、会計処理における税務負担を抑える方法など複数のパターンを
示し、検証が続いた。
加えて両社の社員に対する配慮も議論の的に。バニラ社員にはブランドがなくなること
へのショックが想定され、これをきっかけに現場系社員の離職が起きると統合の狙いが
外れてしまうからだ。
2社の融合なくしては統合の目的は果たせない。その目的とはLCC事業の収益最大化
だ。ANAHDは2月、2018~22年度の中期経営計画を発表。LCC事業の売上高を対
17年度比で倍増し、営業利益200億円(営業利益率11%)を目標に掲げた。従来の短距
離路線の枠を超え、20年までに7~8時間圏内の中距離路線へ進出することも明言した。
これらの高いハードルをピーチとバニラ、2社のリソースを結集することで越えるのが
統合の狙いだ。2社の社員を合わせると約1500人、機材は34機になる。経営体制を一本
化することでピーチの本拠地である関西国際空港と、バニラ拠点の成田国際空港をベー
スに、国内外の有望路線へリソースを柔軟に振り向けられるようになる。
そもそもグループ内に同じ業態の会社が二つあるのは非効率で、株式市場からは「抜本
的な再編をするべきだ」と指摘されてきた。
統合推進へ一歩踏み出したかに思えたのは昨年2月。ANAHDは304億円を投じてピー
チへの出資比率を38・7%から67%に引き上げ、子会社化した。
しかしその発表会見上でも、バニラとの統合については、「両社がそれぞれ切磋琢磨し
た方がいい」(片野坂真哉・ANAHD社長)、「独自性を維持したい」(井上慎一・
ピーチCEO)と否定した。その後1年の間に、両社に一体どんな心変わりがあったの
か。
「このままではまずい」──。ANAHD幹部陣は100%子会社のバニラの業績が浮上
しないことに頭を抱えていた。主力の台湾路線は価格競争の泥沼から抜け出せず、期待
された函館などの新規路線も採算ラインを割っている。
「バニラは“ミニANA”だ」。同社が赤字続きの背景を、関係者はこう説明する。各
セクションの責任者はANA出向者で固められていて、「LCCで必須の低コスト化や
、需要を開拓するための自由な発想がつぶされてしまう」(同)。実態は“フルサービ
スキャリアの安売り”にすぎないというのだ。
こうした状況をてこ入れしたいANAHD幹部陣は「業績のいいピーチのノウハウをど
うにかバニラに移植できないか」と探っていた。しかしピーチは仙台や札幌、新潟に新
規就航するなど路線拡大で大忙し。「人の面倒を見ている暇などない」(同社幹部)と
バニラの窮状に興味を示さなかった。
風向きが変わったのは昨年夏。マレーシアのエアアジアXと、シンガポール航空系LC
Cのスクートが関空~ハワイ路線を就航。すぐに人気路線となった。
「想定よりもずいぶん早いな……」。本拠地の関空から外資系LCCに中距離路線で先
行され、ピーチは焦った。ピーチが狙うのはハワイではなく東南アジアだが、ここでも
外資系に先行されれば成長シナリオが大きく狂ってしまう。
競合の動向に加えて懸念していたのが人手不足だ。ピーチは中距離進出の他に、3年間
で13もの新機材を導入し、国内の地方路線の拡充を図る方針だが、運航を支える人材計
画に不安があった。
そこでようやくバニラに目を向けた。バニラは総計400人のパイロットと整備士、客室
乗務員を抱える。「貴重な人材を赤字のバニラが抱えたままではもったいない。成長軌
道にあるピーチが有効活用すれば、もっと利益を出せる」(前出のピーチ幹部)。こう
してバニラをてこ入れしたいANAHDと、人材を確保して路線拡大を急ぎたいピーチ
の思惑が一致した。
2社で異なる感情 統合ショックを乗り越えられるか
経営側の決断を現場はどのように受け止めるのだろうか。というのもm統合ショック%
はバニラだけでなくピーチにも起きる可能性が高い。ピーチ社員には、他の航空会社に
はない独自のノウハウを積み重ねて業績を上げた自負があり、「“失敗した”バニラと
一緒になれば、自分たちの努力が水の泡になる」などと以前から統合に否定的な意見が
多い。こうした負の感情を払拭できるかどうかが、統合の成否を握りそうだ。