更新6圖
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■天空闘技場にて!!!
満員の観客が詰めかける天空闘技場。
実況『さぁ────ァ!!! 休みがちの死神がフロアマスター戦として最初に選んだ相手
は────!!!』
『同じくフロアマスターとして初めての試合を迎えるこの男!! その名はァァァ』
『クロロォ─────ォオルシルフルゥゥ───ウウウ───!!!』
『VSッッッ』
『ヒソカァァア───────アアアモロォォ──ゥゥ─────ウ!!!!』
リング状で向き合う両者。
ヒソカ「ようやく 想いが叶ったよ♡」
「ここまで待って馴れ合いみたいな闘いはしたくないv
クロロ「わかってる 追われるのも正直面倒になってきた」
「どちらかが」
「死ぬまでやろう」
ヒソカ「OK♡」
実況『何ァ~~~~~んと!! フロアマスタークロロがデスマッチを提案んん!! ヒソカ
もこれを快諾!! 死闘決定です!!』
『生き残るのは唯1人!! 相手の死が勝利の条件~~~~~~ん!!』
場内の温度も最高潮に。
ヒソカとクロロの間に立つ審判がお決まりのルール説明を始める。
審判「あらゆる武器の使用は認められる 互いの誇りと名誉を賭けて」
「ッッ ファイッッ」
いきなり"本"を取り出すクロロ。
ヒソカもトランプを持って構えるが、クロロが取り出したのはシャルナークの能力で使
うアンテナ。
それを審判の首に突き刺していく。
審判「え?」
クロロ("携帯する他人の運命 (ブラックボイス)")
ヒソカ(…なるほど…♡)
(除念の後ボクをじらしたのは 能力(カード)をそろえるためね……♪)
ヒソカはクロロが逃げ回ってたのは"能力"をかき集めるのが目的だったと気付く。
携帯を操作するクロロの左手にはもう一本のアンテナが。
ヒソカ(もう1本 アンテナを…!!)
とそこで操作された審判がヒそかへ襲い掛かる。
実況『!? !? 審判が!?』
『クロロと共にヒソカを襲う───!?』
ヒソカ(審判でボクの動きを止め アンテナを刺す気か…!)
審判の顔を蹴りあげるヒソカ、そこにクロロの腕が伸びていく。
ヒソカ(足を 刺しに来た!!)
身構えるヒソカだが、クロロは腕を引っ込めるとヒソカの顔面を狙って蹴りを入れてい
く。
なんとかガードするも、態勢を崩すヒソカ(チッ フェイント…!!)
さらにクロロは怒涛のラッシュを仕掛ける。
たまらずヒソカは赤ん坊ガード。
ガードしながら考えるヒソカ(操作系の強み…条件を満たせば即詰みだ♠ ケータイ1台
だから操れるのは1人のみ? それとも)
(2人同時に操れる? メールの一斉送信で命令を拡散出来るなら十分可能!!)
実況『スタンプ!!! スタンプ!!! スタンプ!!! スタンプ──────!!! 無慈悲な連続
スタンプゥゥ──!!!』
ヒソカ(アンテナを抜くか審判を壊せばおそらく操作は解除されるが 操作可能なのが1
名だけならばクロロはそれを待っている…!)
ヒソカ(伸縮自在の愛(バンジーガム)!!)
ヒソカの右足から審判の顎に伸びるガム。
どうやら先ほどのハイキックの際につけていた模様。
ヒソカ(最速(MAX)で縮め!!)
ヒソカにラッシュを仕掛けるクロロの背後から高速で審判の身体が迫る。
審判に対処している間に脱出するヒソカ。
クロロは審判の背後へと姿を隠すように移動していく。
ヒソカ(審判を盾にアンテナを刺す機会をうかがっている…♦ 操作できるのが単体でも
複数でもベストの戦略だね
(瞬殺可能なやり方を敢えてボクに見せたのは…アンテナを継念い警戒させ 精神(ここ
ろ)を削るため!! つまりは長期戦の宣言!!)
(とても嬉しいよクロロ…♡)
(受けて 勃つ…♡)
審判のパンチをかわし、懐に潜り込むヒソカだが
そこで審判の胴体がボッと弾ける。
ヒソカの顔に血しぶきが迫っていく「!!」
ヒソカ(爆破…!? 血がやばい!?)
(発動(バンジー)!!)
爆発し、崩れ落ちる審判の背後には両手に妙な刻印の浮かんだクロロの姿が。
クロロ「"番いの破壊者(サンアンドムーン)"」
ヒソカ(本を 持っていない…!)
クロロ「ご覧の通り両手を使う能力だ」
「左手で太陽(プラス)の刻印を押し 右手で月(マイナス)の刻印を押す」
「互いの刻印が触れ合うと爆発する…今が審判の左手と背中に刻印を押した」
「刻印自体は一瞬で押せるが威力を最大にするには対象者に3~5秒ほど触れ続ける必
要がある」
「一瞬の刻印なら今程度の爆発で済むが 完全な爆弾なら傍の人間も粉々に吹き飛ばす
」
「流星星(故郷)で 手に入れた能力だ」
ヒソカ「……親切だね♦ 舐めてるのかい?」
「それとも すごく舐めてるのかい?」
クロロ「後出しはしない 晒したカードで闘うよ」
「ただの殺し合い(ゲーム)だからこそ 闘い方(スタイル)は大事だろう? 勝敗なんか
よりはるかにな」
ヒソカ「勝敗には拘ってくれないか? ボクが萎えるからね♠」
クロロ「もちろんそのつもりだが お前はどうだ?」
ズズ…と新たな能力を発動するクロロ。
クロロ「オレの手役を見た後でも勝負(コール)するかよく考えろ」
「"栞のテーマ(ダブルフェイス)"」
「今実演したように 栞を挟む事で本を閉じてもそのページの能力を維持できる」
「更に開いたページの能力と併用することも可能だ」
ヒソカ(キミが気持ち良く闘えるならそれでいいよ♡)
(戦(バトル)は舞(ダンス)…! 息を合わせないとね…♪)
「揚げ足とっていいかな?」
「『栞』と『挟むページの能力』と『開いたページの能力』 それだとダブルじゃなく
てトリプルじゃないの?」
クロロ「それを言うなら本(これ)も含めてクアドラプルだな この栞は本に付属するオ
レの能力で盗んだものじゃない」
「『盗んだ能力を2つ同時に使える能力』という事だ ちなみに栞は1枚しかない」
「コンボが可能な能力は強力だが 栞の本領は前者だ」
改めて栞を本に挟み、本を消すクロロ。
クロロ「元々右手で本を持つことが前提の"盗賊の極意(スキルハンター)"だったが」
「両手を空けないと発動しない能力を盗んだ事で調整を余儀無くされた」
「おかげで厄介な制約は増えたが 能力発動時の体術向上の効果は甚だ大きい」
サンアンドムーンを発動するクロロ。
クロロ「両手が自由な状態で能力を1つ使える 素晴らしいと思わないか?」
「これをふまえてあと3つ 能力を紹介しよう」
ヒソカ(…確かに 面倒(素晴らしい)な…♡)
クロロ「1人殺るに当たり使用する能力数新記録だ」
「誇りに思っていいよ」
■団長(クロロ)の手役は──…
ハンターハンター ネタバレ 352話へ続く!!