No.357 残念②
■惨事…
天空闘技場の外に多数の救急隊やTVクルーが集まっている
『ただ今私は大規模爆発が起こった天空闘技場から数百m離れた地点にいます!!』
『おびただしい数の消防車や救急車が現場付近を埋めつくし周囲はさながら戦場の様で
す!!』
『爆発当時は会員のみが観覧・視聴可能なフロアマスター戦が行われていました!!』
『戦闘中の選手が爆弾を使用したと思われ!!』
『現在救出活動と並行して調査が行われている模様です!!』
『この試合で対戦相手であるヒソカ選手を含め多数の死者が出た様ですが!!』
『詳しい報告にはまだ時間がかかりそうです!!』
どこかのホテルの一室?
ヒソカの死体を囲むマチ・シャルナーク・コルトピ
ヒソカは自らの胸を抱きしめる姿勢で横たわっている
マチ「思ったより損傷してないんだね」
シャルナーク「爆破役の人形が近づく前に壊す命令を受けてた200体の人形が群がって
緩衝材の役目を果たしちゃったみたいだね」
シャルナーク「死因は肉の壁と爆発で酸欠になっての窒息みたいだ」
引き上げようとするシャルナークとコルトピ
コルトピ「?戻らないのマチ」
シャルナーク「もう十分確認したでしょ」
マチ「…前金もらっちゃってたからね…少しコイツ縫ってから行くよ」
コルトピ(団長と闘うのにそんなのマチがもらうわけないじゃん?)
シャルナーク(まぁマチはなんだかんだいって優しいからね…)
シャルナーク「じゃあ先行ってるよ」
マチ「ん…」
マチ(首周りの痛みがやっぱり激しいね)
マチ「顔もキレイにしといてやるよ」
マチ「団長の除念ありがと」
マチが念糸縫合を始めようとした瞬間、ヒソカの体がオーラで包まれる
マチ(オーラ!?馬鹿な…!!ヒソカは確実に死んでる!!死んだ後に…)
マチ(死後に……強まる念…!!?)
心臓マッサージを始めるヒソカ
回想
どうせ死ぬなら…試してみるか…♥
念(ゴム)よ…!!!
ボクが死んだ後よみがえり!!!
心臓と!!!
肺を!!!
伸縮(愛撫)せよ!!!
回想終了
ヒソカ「ゴボァッ」
ガバッと起き上がるヒソカ
ヒソカ「やぁマチ…♥」
ヒソカ「ボク…今ちゃんと死んでた?」
マチ「ああ…確実に死んでたね」
ヒソカ「そう…♥」
ヒソカ「くくく」
ヒソカ「くくくくくくくくくくく」
ヒソカ「いやぁ…やっぱりクロロ級(クラス)と闘ると相手十分の条件で勝つのは難しい
な…♣」
ヒソカ「現実は厳しいね」
マチ「ま これに懲りたら今度からは戦う相手と場所はちゃんと選ぶことだね」
マチ「座りなよ縫ったげる」
ヒソカ「いや大丈夫…♦」
ガムで血を止め…!
破壊された!!部分を!!
"薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)"で再現ん!!!
左手も!!!
ゴムで型どり!!
"薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)"で!!!
右足も!!!
見た目復活!!!
ヒソカ「♪」
マチ「成る程」
マチ「アタシは用無しだね じゃ帰るよ」
ヒソカ「マチ逆だから……♪」
ヒソカ「闘う時相手と場所を選ばない事にした♣」
マチ「あそ 好きにしなよ」
マチの背後に忍び寄るヒソカ
ヒソカ「旅団(クモ)は…ね♪」
そのままマチを背後から抱きしめガムを使い両手足を拘束する
ヒソカ「旅団(クモ)全員に伝えてくれる………?」
ヒソカ「今からどこで誰と遭ってもその場で殺すまで闘るとね♥」
ブチ切れるマチ
マチ「ざっ…けんじゃねェ!!!今アタシが殺してやる!!」
ヒソカ「イエスってことね♪」
立ち去ろうとするヒソカ
マチ「待て!!戻れテメェ!!!これ解け殺すぞゴラァア!!」
ヒソカ「甘えてんの?自分で解いて止めてみなよ♥」
携帯でシャルナークと通話しているクロロ
クロロ「ああカキンの王族だ 今一般人の渡航者を募ってる」
クロロ「王と王子が新大陸を目指すんだが相当大事なお宝みたいで船内に持ってくらし
い」
クロロ「それをいただく」
シャルナーク「旅行も出来て一石二鳥だね」
クロロ「そうだな」
クロロ「ケータイどうする?アンテナ無いけど」
シャルナーク「大丈夫特に使う予定ないし」
クロロ「そうかじゃ船で渡すよ」
シャルナーク「OK久々に全員集合だね」
会話を終えたシャルナーク公衆トイレの前いる
シャルナーク「コルトピ遅いなウンコか?」
シャルナークの携帯に着信が来る
ほぼ同時にトイレから姿を現すヒソカ、コルトピの生首を持っている
携帯を放り出しヒソカに向かうシャルナーク
コルトピの生首をその場に残し一瞬で姿をくらますヒソカ
シャルナーク(コルトピ!!)
コルトピの生首を持ち上げるシャルナークの背後からヒソカの一撃
公園のブランコの上に座らされ両手をブランコの鎖で拘束されたシャルナークの遺体に
カラスが群がっている
ヒソカ(あと10人……♪)
■奇術師、殺戮の行進(パレード)へ。
出航前夜…!!それぞれの思惑が交錯する…!!
食事制限を緩め運動を加える。早歩き50mも保たずショック。<義博>