桑田佳祐、５年ぶり「ひとり紅白」！東京五輪決定で抜け殻から脱出
３５周年を迎えた今年、活動を再開したサザンオールスターズの桑田佳祐（５７）が１
１月３０日から、神奈川・パシフィコ横浜でエイズ啓発ライブ「昭和八十八年度！　第
二回ひとり紅白歌合戦」を開催（４公演）することが２３日、分かった。エイズ予防を
呼びかけるＡＡＡ（Ａｃｔ　Ａｇａｉｎｓｔ　ＡＩＤＳ）活動の一環で、「─歌合戦」
の開催は５年ぶり。前回は変装を交えて一人で紅白組の全６１曲を熱唱。今年も、多彩
な顔と声を見せてくれそうだ。
今年最初で最後となるソロライブで、桑田が老若男女のアーティストに変身する。曲数
や演出など詳細は未定だが、２００８年のステージでは一人で紅組、白組に分かれ、古
くは１９４９年発売の「青い山脈」（藤山一郎）から０４年の「キューティーハニー」
（倖田來未）まで５３アーティストを演じ、ほぼフルコーラスで６１曲、約３時間歌い
切った。
コントのような設定だが、桑田の姿勢は本気そのもの。ジュディ・オングの「魅せられ
て」では小林幸子ばりの縦７メートル、横２０メートル前後に及ぶひらひらの衣装で登
場。白組では和田アキ“男”に変身し「あの鐘を鳴らすのはあなた」を聴かせ、観客を
笑いの渦に巻き込んだ。
今回もすでに打ち合わせを行っており、関係者によると「前回に匹敵するコンサートに
なる」という。サービス精神旺盛な桑田だけに“一人ＡＫＢ４８”などの演出も見せて
くれそうだ。
ＡＡＡはエイズについての知識を広める啓発活動。始まりの９３年から携わる桑田も、
先進国で唯一、感染者が増え続けている日本の現状に警鐘を鳴らしてきた。９４年には
武道館公演でＭｒ．Ｃｈｉｌｄｒｅｎとの共作「奇跡の地球（ほし）」をリリースし話
題に。９９年には世界的ギタリストをまねて「エリック　クラプトソ横浜公演」を開催
。毎年のように独自のイベントを行い、収益を啓発活動に役立てている。
３５周年を迎えた今年にサザンとしての活動を再開し、８月から９月までの全国ツアー
で９公演３５万人を動員したばかり。現在、「抜け殻状態」（関係者）だが、９月の２
０２０年の東京五輪決定に元気付けられたこともあり、５年ぶりのコンサートを決めた
という。あと１か月。充電完了した桑田のパフォーマンスが期待される。
[2013/10/24-06:05 スポーツ報知]
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20131024-OHT1T00037.htm