第一集
http://www.tv-asahi.co.jp/fukigen/story/0001/
結婚して5年、水越麻也子(栗山千明)は夫の航一(稲垣吾郎)からまったく相手にさ
れなくなり、職場でも冷遇を受ける日々…。「私は損をしてるんじゃないだろうか?」
、「本当に私はついてない」、「夫選びを間違えたのかもしれない」──そんな鬱屈し
た思いを、ことあるごとに抱いていた。そんなある日、誕生日を迎えた麻也子は、航一
から珍しく食事に誘われる。久々に夫の優しさに触れ、喜びがこみ上げる麻也子。だが
悲しいかな、一寸先は闇…。航一が連れて行った先は、なんと彼の実家だった! あろ
うことか、反りが合わない姑・綾子(萬田久子)をまじえた誕生会という、地獄のよう
なオチが待っていたのだ。
しかも、悪いことは続くもので…。数日と経たないうちに、麻也子は自分では“キー
プ”していたつもりだった弁護士・南田典雄から、若い女との結婚報告を受けるハメに
! 微塵たりとも予想していなかった屈辱的な展開に呆然としながら、麻也子は確信す
る。
「間違いない。私はやっぱり、ものすごく損をしたのだ…」
そんな時、麻也子の大学時代の友人・竹田久美(高梨臨)が離婚で手にした慰謝料を
つぎ込み、ワインバーを開店。同じく友人の遠山玲子(橋本マナミ)と一緒に来店した
麻也子は、開店祝いの花の中に懐かしい名前を発見する。その名は野村健吾(成宮寛貴
)──麻也子が独身時代に不倫をしていた敏腕広告マンだった! もちろん野村とはも
う何年も接点がなく、玲子から「連絡してみたら?」とけしかけられた麻也子は苦笑い
する。だが、内心ではまんざらでもなく…。
その矢先、麻也子は思わぬハプニングに見舞われる。店内でピアノ演奏をしていた工
藤通彦(市原隼人)に、うっかり赤ワインをひっかけてしまったのだ。麻也子が慌てて
差し出したクリーニング代も受け取らず、穏やかにその場を去っていく通彦。それはほ
んの一瞬の出来事…だが、2人はこの時、まだ知る由もなかった。この出会いがやがて
、2人の人生を大きく変えることになろうとは──。