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「半沢直樹」の次は妻夫木聡、10月スタートTBS系「危険なビーナス」で日曜劇場
16年ぶり主演、東野作品で正義感の強い独身獣医役
俳優・妻夫木聡(39)が10月スタートのTBS系日曜劇場「危険なビーナス」(
後9時)で主演を務めることが19日、分かった。東野圭吾氏の同名のミステリー小説
のドラマ化。妻夫木にとって、日曜劇場の主演は「オレンジデイズ」(04年)以来、
16年ぶりとなる。
「感慨深いですし、感情も高ぶっています。16年前の自分に負けないように、今年
40歳となる自分自身のできることを、このドラマの中で体現していけたらと思います
」。節目の年の主演ドラマに静かに闘志を燃やした。
念願をかなえた。10代の頃に東野氏の「白夜行」を読破してから東野作品に傾倒し
、「大好きで予想の裏をかいていく展開をいつもドキドキワクワクしながら読ませてい
ただいていました」。12年のフジテレビ系「東野圭吾ミステリーズ」でオムニバス形
式で出演経験はあるが、東野作品の連ドラ主演に「とても光栄です」と話した。
妻夫木が演じるのは、正義感の強い独身獣医・手島伯朗。伯朗の元に「弟の妻」を名
乗る“謎の美女”が現れ、異父弟の失踪を知る。美女に協力し弟の行方を追うことで、
30億円もの遺産を巡る名家の争いに巻き込まれていく。
黒岩勉さんの脚本を読み込んだ妻夫木は「それぞれのキャラクターがきちんと立って
いるのが印象的でした。会話劇のテンポもとても良いですし、あまりの面白さに鳥肌が
立ちました」と話している。
日曜劇場はTBSの看板番組で、現在放送中の「半沢直樹」は高視聴率をマークし、
多くの注目を集めている。話題作豊富な同枠の主演に妻夫木は「日本中が大変な時です
が、『このドラマがあるから、家にいるのも悪くない!』と思っていただけるような作
品をお届けしたい」と意気込んでいる。
〇…原作の東野圭吾氏はドラマ化にコメントを寄せた。「自分でいうのも変ですが、
『危険なビーナス』には面白いピースがたくさん詰まっています」とこだわりの作品だ
ったことを明かした。「色々と遊びたかったのですが、小説ではミステリー要素を重視
したため泣く泣く我慢しました。ドラマの制作陣、役者さんたちには、思い切り好きな
ように遊んでもらいたいです」と妻夫木ら出演者の演技に期待した。