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前田敦子、一人二役で双子役に気合十分 中村明日美子「ウツボラ」ドラマ化
「同級生」シリーズなどで知られる漫画家・中村明日美子によるサイコサスペンス「
ウツボラ」が、前田敦子主演でドラマ化されることが明らかになった。『WOWOWオリジ
ナルドラマ ウツボラ』として、WOWOWで放送・配信予定。
【画像】原作者・中村明日美子の代表作の一つ「同級生」
ある日、謎の死を遂げた美しい女性「朱」。彼女と入れ替わるように、「朱」の双子
の妹と名乗る「桜」が、人気作家・溝呂木の前に現れた。実は溝呂木は、「朱」の小説
「ウツボラ」を盗用していたのだ。「ウツボラ」の元原稿を持つ「桜」は、溝呂木にあ
る提案を持ちかける。やがて深い闇へと追い詰められていく溝呂木。一方で、刑事たち
は「朱」の死の真相を追っていた。果たして、事件の真相とは？ 怪死事件とひとつの
小説をめぐって、物語は思いもよらない結末へと向かっていく。
原作漫画が連載されていた当時、ミステリアスな展開と官能的な描写が話題を呼び、
「このマンガがすごい2011」第7位にランクインした同作は、完結後も読者による考察
が繰り広げられるなどカルト的な人気を誇っている。
ドラマでは、溝呂木を翻ろうする美しい双子、「朱」と「桜」を前田が一人二役で演
じる。幾重にも張り巡らされた謎や人間の深部に迫るストーリー、官能的な描写など、
映像化にあたっていくつもの課題があった中、重要となったのが「朱」と「桜」の配役
。原作者の中村も「前田敦子さんならぜひ」と本作の映像化を快諾した。
前田は、ミステリアスかつ艶やかな役どころに気合十分で、本作への出演について「
明日美子先生のとても繊細な絵は女性の深く重たく美しい部分が一コマ一コマに描かれ
ていて、すごく心ひかれた作品でした。2人を演じさせていただける事、本当にうれし
いです」とコメントしている。
原作者の中村も「箱庭的な迷宮物語が現実の俳優さんたちによってどう蘇るのか、大
変楽しみにしております」と、ドラマ化に期待を寄せている。
溝呂木をはじめとするほかの登場人物を演じるキャストは、後日発表。