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長谷川博己「アンチヒーロー」で7年ぶり日曜劇場主演「VIVANT」式であらすじ、人物
像は非公開
俳優の長谷川博己(46)が、4月期のTBS日曜劇場「アンチヒーロー」(日曜後9・00
)に主演する。殺人犯をも無罪にしてしまうダークヒーローの弁護士を演じる。
司法組織を舞台にしたオリジナルの物語で、キャッチコピーは「殺人犯へ、あなたを
無罪にして差し上げます。」。主人公は無罪の証拠を探して依頼人を助ける救世主では
なく、犯罪者である証拠が100%そろっていても無罪を勝ち取る弁護士だ。
現時点ではそれ以外の物語のあらすじ、主人公の詳細な人物像などは非公表。今後も
放送開始まで最小限の情報だけが発信されていく予定だ。通常ドラマはスタートまでに
、主人公が周囲の人物とどう絡んでいくかや、ハイライトシーンの情報を“小出し”に
して、認知度を高め、視聴者の期待をあおる。「アンチヒーロー」は、それとは正反対
の手法となる。
これは、昨年7月期に大ヒットした同枠の「VIVANT」と同様の戦略だ。「VIVANT」も
開始までに発表されたのは出演者だけで、ストーリーも役柄も明かされなかった。第1
話から手に汗握る展開で視聴者の心をつかみ、SNS上では考察合戦が巻き起こるなどす
ぐに話題作になった。視聴率は、昨年の民放ドラマでトップを記録した。
「アンチヒーロー」のプロデューサーも「VIVANT」を手がけた飯田和孝氏。「ドラマ
をより楽しんでいただけるような情報を今後も出していきたい」と話しているが、放送
開始まで謎の多い作品となりそうだ。長谷川も「ドラマでここまでのことを描いてよい
のか心配になるくらい」と話しており、驚きのストーリーとなることを予感させた。
長谷川が日曜劇場に主演するのは、2017年「小さな巨人」以来。現在、裁判を傍聴す
るなどして役作りに励んでおり「法治国家である日本において、やはり法が全てなので
しょうか。公判を傍聴、取材させていただき、果たして、何が正義で、何が悪なのか、
自分自身もよく分からなくなってきました」と話している。