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小芝風花、日テレ7月期『GO HOME』で同局系連ドラ初主演 “ありそうでなかった”「
身元不明人相談室」が舞台【コメント全文】
俳優の小芝風花が、7月スタートの日本テレビ系新ドラマ『GO HOME~警視庁身元不明
人相談室~』で主演を務めることが30日、発表された。同局系連続ドラマ初主演となる
小芝は、“名もなき遺体”の身元を特定し、家族のもとに帰す「身元不明人相談室」の
捜査官・三田桜を演じる。
【写真】スタイル抜群!カラフルなワンピース姿の小芝風花
今作は「警視庁身元不明人相談室」が舞台となる。地味で誰も行きたがらない警視庁
の部署に自ら志願して配属された変わり者・三田桜(小芝風花)と、10歳上の同期・月
本真は、性格も趣味もまるで正反対。明るく天真らんまんな桜と、クールで冷静沈着な
真。顔を合わせればいがみ合ってばかりだが、1人でも多くの身元不明者を家族の元に
帰したい思いは一緒だ。
遺体に残されたわずかな手掛かりを頼りに謎を解くミステリー×ヒューマンドラマの
完全オリジナルストーリーとなる。事件発生から犯人逮捕までの王道“警察ドラマ”で
はなく、身元不明のご遺体からはじまり、秘められた死者の思いを描く、ありそうでな
かった警察エンターテインメント。『おちょやん』『半沢直樹』など数々のヒット作を
手掛け、2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!」を描く 脚本家・八津弘幸氏が同局系GP帯連
続ドラマに初挑戦する意欲作となる。
今回初解禁したビジュアルは、桜が死者の思いを汲み取り、その無念を救う”生”へ
の信念と”死”(身元不明の遺体の骸骨)の対比で構成されており、ドラマの世界観を
表はしたビジュアルになっている。桜と骸骨が同じポーズをしているのが、クスっとす
る日常も描くドラマの要素としても表現されている。
小芝は「身元がわからなく亡くなってしまった方の思いを根気強く熱心に捜査し、家
族や恋人の元に帰す三田桜を見て、視聴者の方に、少しでもあたたかい気持ちになって
いただけたらうれしいです」と願いを込めた。
【コメント】
■小芝風花(三田桜役)
──今回、主演と聞いたとき気持ちは。
すごくうれかったです。 プロデューサーや監督、スタッフさんも、以前からお世話に
なっている方が多いので、またご一緒できる嬉しさと、今回はどんな作品になるんだろ
う、作れるんだろうとワクワクしています。
──どんなドラマか。
実在する警視庁の部署をモデルにしていて、身元がわからないご遺体を服装や持ち物を
手掛かりに家族や恋人の元に帰すために奔走するドラマです。これまで警察ドラマって
たくさんあると思うのですが、今作は一味違ったドラマになると思います。私自身も身
元不明相談室があるという事は知っていたのですが、そこをドラマにするんだ!と思っ
てすごい新鮮でした。
これを機に、相談室のことをいろいろ調べたら、こんなにも多くの身元不明のご遺体が
あるんだなと思って、正直心が苦しかったです。この作品を通じて、身元がわからなく
亡くなってしまった方の思いを根気強く熱心に捜査し、家族や恋人の元に帰す三田桜を
見て、視聴者の方に、少しでもあたたかい気持ちになっていただけたらうれしいです。
──三田桜はどんな人か。
すごくまっすぐで思いが強いキャラクターです。名前すらわからないご遺体だから、捜
査が難航して心が折れそうにもなるときも、誰よりも“彼ら”の気持ちに寄り添うまっ
すぐさを持ち合わせています。 プライベートでは、明るくてコミュニケーション能力
も高く、同期入庁で相棒の月本真にすごく心を許しているキャラクターです。
─今回のドラマにかける意気込み、視聴者の皆さんへのメッセージ
完全オリジナル作品というのもあり、今までにない切り口の新しい警察エンターテイン
メントがつくれるのではないかと思っています。 ぜひ見ていただきたいです。頑張り
ます!
■八津弘幸氏(脚本家)
最初にこの企画を提案したとき、じつは正直この企画は、民放の、しかも連続ドラマで
やるのは難しいだろうなと思っていました。どうしても重いテーマになってしまうし、
リアリティとエンタメのバランスなど、なかなかの縛りがあることは目に見えていまし
たから。ところが何かのタイミングなのか、神様の気まぐれか、いやおそらくプロデュ
ーサーの並々ならぬ熱意のおかげで、ありがたいことにこの企画は動き出す運びとなり
ました。感謝します。感謝しますが、実際に執筆してみると…予想を超えて難しかった
です(笑) 。
でも難しいということは、面白くなる可能性があるということです。 この簡単ではな
いテーマと向き合い、その上で皆さんに楽しんでもらえるドラマを作れたら、それは何
か新しい物のような気がします。
現実世界で苦しんでいる人は確かにいて、自分でもどうすることもできない衝動に駆ら
れて、最後の1歩を踏み出してしまう。できることならその1歩を踏みとどまらせるよう
な、案外この世界はバカバカしくてすてきなんだと思ってもらえるような、そんな作品
にできたらと、今も頭を抱えています。
■荻野哲弘氏(プロデューサー)
数々のヒット作を手がけてこられた脚本家・八津弘幸さんから提案していただいた幾つ
かの企画の中で、一際この企画が輝いて見えました。事件が発生して捜査一課の刑事が
犯人を逮捕する刑事ものは数あれど、身元がわからないご遺体の身元を特定し、家族や
恋人の元に帰す部署のドラマは“ありそうでなかった”からです。
そんな本作の主演に小芝風花さんをお迎えできることは、望外の幸せです。『美食探偵
明智五郎』『城塚翡翠』シリーズでご一緒して、卓越したコメディセンスに加え、せ
りふに感情を乗せる天才的な力を目の当たりにしてきた私にとって、小芝さんの主演作
をプロデュースすることはまさに念願だったからです。
ご遺体から始まるストーリーをいかにエンターテインメントにするかについては、八津
さんと何度も話し合いました。その中で出た過去作は『ハコヅメ』と『あぶない刑事』
です。両作の見ていて心地良いバディ感を謹んで継承したいと思います。小芝さん演じ
る三田桜の相棒をどなたが演じるかは、続報を楽しみにしていただければ幸いです。
本作は“警察もの”であると同時に、女性バディを中心とした“お仕事もの”でもあり
ます。本来は、ご遺体の身元が明らかになった段階で仕事としては終わっているのです
が、桜はお節介にも“死の真相”まで明らかにしようと奔走します。亡くなった方、そ
して遺された方のために。誰かのために、仕事の範疇を超えて頑張る桜の姿に、時にク
スッと笑い、やがて心を動かされる。そんなエンターテインメントを目指します!