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背景故事
日差しも柔らかく、暖かい午後だった。
溫和的日光,溫暖的午後。
サウスタウンの中央に位置する公園に散歩にでかけたビッグ・ベアは、ひさびさの休息
に、思わず木陰で睡魔におそわれ、ウトウトと眠りに落ちていた。
大熊到南鎮中央的公園散步,因為久久沒有休息,他很快就在樹蔭下遭到睡魔侵襲,很快
就打起盹了。
そのとき、「あっ!」という少年の声がしたかとおもうと、うつつの状態であったビッ
グ・ベアの額に何かぶつかってきた。
此時,大熊覺得好像聽到一個少年「啊!」的一聲,然後現實狀態中,他的額頭就被某樣
東西打到了。
「おじさん、ごめんよ。痛くなかったかい?」
「大叔,對不起。會不會痛啊?」
大柄なベアが怖かったのだろうか。少し離れて12~13歳くらいの少年が、申し訳な
さそうに立っていた。
不知道是不是覺得大個子的大熊很恐怖,有個12~13歲的少年,帶著歉意站在離他有
點距離的地方。
「ああ、大丈夫だよ。だけどこれからは気を付けるんだ。いいね」
「喔,沒事啦。不過以後要注意一點嘿。聽到沒」
怒ってはいなかったが厳しい口調でたしなめると、先ほど飛んで来た、楕円形のボール
を少年に投げてやった。
大熊雖然口氣嚴峻地糾正少年,但並沒有生氣,並將剛才飛來的橢圓形的球丟了回去。
「ありがとう」
「謝謝」
笑顔を見せる少年の後ろに、友達らしい子供が数人よってきた。彼らの興味をそそった
のは、ボールの行方でもなく、叱られているように見える友達の姿でもなく、ビッグ・
ベア本人だった。
笑顏逐開的少年身後,有幾個可能是他朋友的孩子靠了過來。他們感興趣的不是球飛到哪
去,也不是朋友被罵,而是大熊本人。
「おじさん、も、もしかしてプロレスラーのビッグ・ベア?」
「大叔,難、難不成是職業摔角手大熊?」
「おじさんを知っているのかい?」
「你們認識大叔我嗎?」
自然と顔をほころばせ、ビッグ・ベアは立ち上がった。
大熊很自然地露出微笑並站立而起。
「もちろんさ!ぼく、ビッグ・ベアのファンなんだ!うれしいなあ。こんなところで会
えるなんて。あれ、でもどうしてS.W.Fの無差別級に出場していないのさ」
「當然啊!我是大熊的支持者喔!好高興喔。沒想到能在這裡見到本人耶。不過,為什麼
您不參加S.W.F的無差別級比賽呢」
「ははっ、ちょっと別のことに興味があってね。さしずめ今は、君たちとフットボール
をすることなんだが、おじさんもまぜてくれるかい?」
「哈哈,我對某件別的事情有興趣啦。你們現在在玩橄欖球吧,大叔也可以加入嗎?」
少年たちは大きくうなずいた。
少年們大表同意。