[情報] 緒方恵美の、銀河で、ホエホエ。vol.40

作者: OGATA (HARUKA)   2005-10-20 12:41:28
◆◇ 「 緒方恵美の、銀河で、ホエホエ。」 ◇◆   2005年09月19日発行
                  vol.40「2005、ボクの夏休み語録。」~前編
 ようやっと、涼しくなってきた。
 今日はウチの近所の神社がお祭りで、朝からお囃子の音が心地よく鳴り響いている。
 そういえば、大好きな横浜・元町のチャーミングセールも始まった。
 ああ。秋だなあ~。 ←セールで季節を感じるオンナ
 年々、時間の過ぎ方は加速度を増していくような気がするが、今年の夏は、細かいこ
とを
こなしていたらあっという間にすぎてしまった。
 仕事・プライベート、いろいろだったけど、中でも印象的だったのは、「初体験」イ
ベン
トがいくつもあったこと。
 初・パチンコ(パチスロ)イベント!
 初・コミックマーケット!
 初・ミステリーツアー!
 このトシでイマサラバージン?!なイベント満載で、とても刺激的な夏だった。
 最初は、パチスロのイベント。8月6日、上野にて。
 私が主役をやっていた(演り続けている?(ˆˆ;)エヴァンゲリオンのパチンコが
好評
だったので、パチスロ版がでることになり、その記念イベントだ。
 場所は会社の中のスペース。しかも依頼が来たのが10日前!
 でもって参加者募集をかけたのがネット上でたった1日(GAINAXのHPにて)!
 今までありえないような早さに、目を白黒。
 通常のイベントだと、2ヶ月~半年前くらいにオファーが来て、いろいろ詰めつつ、
やり
とりしつつ、公表時期を決めたり募集をかけたり手配をしたり・・・つまり今回のは、
考え
られないほどの超スピード展開だったのだ。
 それでイベントやるなんて、ダイジョウブなのか?
 モノスゴク、チープなイベントになっちゃうんじゃないだろうか。
 と、スタッフ共々心配していたら、当日は、驚いた!
 入場者は台をさわる関係もあるのだろうか、超限定人数(30~50人くらい)だったん
だけ
ど、その何倍も、と思われる、プレスの方々が!
 ほとんど記者発表会だ。
 会場もとても綺麗で、たくさんのパチスロ台を含めた華やかな展示は、さながら小さ
なゲ
ームショウ。ヘタなイベントスペースより照明・音響設備が充実していて、MCのお姉さ
んも
うまい上に綺麗で、スタッフの方の気遣いもすばらしく、とても気持ちいいイベントだ
った。
 もちろん作品自体の力は大きいが、こんな短期間で、こんなにきちっとしたイベント
を作
り上げられてしまうなんて・・・! ネットを始めいろいろな機材やシステムの進歩、
それ
に伴った機動力と企業力に、目を見張った。
 そして、コミックマーケット(コミケ)。
 一般の方々にも、「電車男」等で馴染みができたかもと思うけれど、東京・ビッグサ
イト
等で行われる、1回の開催で約30万人(!)集まるらしい、夏・冬恒例の大イベントだ

 私がデビューした当時は、まだ同人誌即売会としてのイメージが強くて、存在は知っ
てい
ても私たち(プロ声優)が参加するという感覚はなかったのだが、いつの間にか企業ブ
ース
がたくさん出展するようになり、それに伴い、プロの声優が呼ばれて参加することも多
くな
った。
 とはいえ売り出し中の若手声優が主であり、私が行くことはないだろうと思っていた
のだ。
ずっと。
 だから今回のお話には、正直、驚いた。
 実を言うと2社からアプローチがあったのだが(それもびっくり)もう1社の、いわ
ゆる、
一般大企業(この分け方もどうかと思うけど(ˆˆ;)の方は、かなり深いトコロまで
話が
詰まった後で、企画自体がなくなってしまった(たまにあるのだ)。
 なので今回はもう1社の、某ゲーム会社さんのブースに、1日だけの参加となった。
 でも・・・実は、私は恐れていたのだ。コミックマーケットという場所を。
 だって、なんていうか、「無法地帯」みたいなイメージがあるでわないか!
 それを払拭したくて業界関係のお友達やラジオリスナーの人たちに相談してみたのだ
が、
「企業関係でもフツウに入れないこともある」とか、「熱中症に気をつけろ」とか、「
護身
用対策は怠るな」とか、・・・ますます不安は募るばかり(汗)。
 それを裏付けるかのように、話は二転三転する。
 駐車場がとれるかとれないかを含めた移動手段の話だけで4回も5回も話が変わり、
デス
ク嬢Hはキリキリしていて、・・・やはり、募るばかり(大汗)。
 そんな中、私のステージ衣装を作ってくれているMちゃんが大きなフードを作ってく
れた。
 コスプレが好きではない私だが、砂は砂浜に隠せの精神で、これくらいの方が目立た
ない
のではないか、その会社のゲームで私が演っている役が白いフード付マントを来ている
ので、
ちょうどよいのでは、と。
 確かにそうかも!
 ありがとう Mちゃん!
 ということで、それを身につけ、参加したのだが、、、
 コミケスタッフの方々は、想像よりずっと(失礼)キチッとしてくれたのだった。
 なにしろ控え室からブースまで、6・7人のガードマンが私にぴったり張り付いて、
行き
帰りの護衛をしてくれたのだから!
 ・・・想像してみてください。大勢のガードマンに囲まれ「そこどいて!」「通して
!」
と叫ばれながら護送され、好奇の目で覗かれる、白く長いフードをすっぽりかぶった私
を。
 まるで、凶悪犯の連行である(涙)。
 後から企業ブース常連企業の方々に聞いたら、そんなにたくさんの護衛がつくことと
か、
私だけの控え室が用意されてたこととか、(導線確保のため)スタッフルームの真ん中
を通
してくれたこととか、フツウのイベントではアタリマエでも、コミケでは(例え声優・
タレ
ントでも)今まで自分たちは見たことない! と言われ、驚く。
 イベント会場であるブースでも、私専用の暗幕が引かれた小さな個室ができていて、
きっ
ちり外部から遮断されていた上に暑くないよう扇風機が置かれていたり、必要以上に人
が騒
がないよう、整理券の予定配布数終了(すぐに終わったらしい(ˆˆ;)とともに、私
のこ
とは宣伝されなかったり・・・。
 それでは企業的メリットが薄くなってしまうのではと心配するくらい、いろいろなこ
とを
盤石に用意して下さっていて申し訳なかったのだが、おかげで大きなトラブルもなく、
参加
者の皆さんとも楽しい時間を過ごせ、つつがなくイベントが終了した。
 件のフードはというと、「“地獄の火クラブ”の会員証渡し」というイベントの妖し
さを
増幅させたり、「移動の際は呼んで下さい、キッチリ移送致します!」と言ってくださ
った
警備員の方の目を盗んで会場をうろつく際の目隠しになったりと大活躍!(笑)
 所属のレコード会社「オンザラン」(ランティス)のブースでスタッフと密かに戯れ
たり、
隣の某社ブースで握手会をやっていた同期の声優・石川英郎に、フードの中から「石川
!」
と小声で呼びかけて驚かせたり(笑)、面白かった。
 気を遣ってくださった、すべてのスタッフに、大感謝!
 おかげで私の中のコミケイメージは一新し(笑)、楽しい時間を過ごすことができま
した。
 ありがとうございました。
 しかし、やっぱり精神的にも、フツウのイベントではありえないくらいの緊張もして
いた
んだろうなぁ~。一夜明けても疲れが抜けきらなかった。
 ライブでさえこんなじゃなかったのに・・・やっぱトシか(涙)。
 (後編に続く)
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 [ 緒方恵美の、銀河で、ホエホエ。 ] -vol.40-
発行者 : 緒方恵美
発行日 : 2005.09.19.
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