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扉絵は世界の甲板から「5億の男編」
vol.14 シャボンティ諸島 『荒ぶるマネージャー達』
■Dr.チョッパー大活躍ッ!!
冒頭はゾウの手当てをするチョッパーの姿から。
汗を拭うチョッパー「よし!! これでいいぞ!!」
医者のミヤギ先生「現"サクラ王国"の医学に加え "トリノ王国"の薬学!! 素晴らしい」
「しっかり止血されている」
照れるチョッパー「えへへ…森にいい植物がいっぱいあったからな!!」
ミヤギ「さすがチョッパー先生!!」
チョッパー「そ…そんなにホメられたって嬉しくねーぞコノヤローが♡ えへへへへ♡
」
「だけど包帯を替えるのも一苦労だぞ」
ミヤギ「それは我々が責任を持って!」
張り切るミンク族たち「おう!! 任せてくれ!!」
どうやらゾウの足を囲むようにロープでたくさん船を吊るし、共同作業で包帯を巻いて
いる様子。
ミヤギ「"象主(ズニーシャ)"は千年続く我らの大地!! 生まれた日からずっとある安
心の中で忘れてしまっていたかもしれない」
「今日あらためて気づかされました」
チョッパー「!」
ミヤギ「我々はいつでも──この偉大な"命"の上に 生かされているのだという事を」
再び歩いているゾウの描写。
「──それはいつか終わりが来るもので 意志があるのなら──」
「今こう聞いてみたい…!!」
チョッパー「!?」
ミヤギ「"千年もの時間をかけて"……」
チョッパー「……」
ミヤギ「"一体どこへ" "向かっているのか" と…!!!」
【『モコモ公国』クラウ都】
錦えもん「残る? この"ゾウ"にでござるか?」
モモの助「うむ」
錦えもん「残ってどうなされる」
モモの助「どうすればよいのかはわからぬ!! されど…」
「かなうなら今いちど話してみたいのだ!!」
「"象主(ズニーシャ)"と!! 千年を生きた者と!!」
「──なぜせっしゃの声は届いたのであろうか? よもや光月家の何かをしっていまい
か!?」
錦えもん「成程 しかし…我々にはワノ国で待つ者達が…」
イヌアラシ「いいぞ錦えもん」
「私はまだこの"ゾウ"をカイドウの脅威から守らねばと思っていた どの道一気にワノ
国にはなだれ込めない」
「しばしここに残るつもりだ 後でお連れする!!」
錦えもん「そうか すまぬ!! ーでは一旦四手に分かれる事に!!」
【ワノ国チーム】
錦えもん、ゾロ、ロー
【マルコ捜索チーム】
ネコマムシ
【ゾウ残留チーム】
イヌアラシ・シシリアン・モモの助
【ホールケーキアイランドチーム】
ルフィ・ペコマムシ
「問題は伝達手段でごさるが 海外には”かたつむり”を使って その……」
「”電々虫”か…だがこの国にもそれを使う文化がなくてな…」
ロビン「”野生”の子が森にいたわよ?」
フランキー「必要ならおれが作ってやろうか? 簡単だ」
ロビン「え?汗」
【くじらの森── 侠客団居住区のはずれ─】
森を進むルフィ「お~~~~~い」
とそこで何かを発見し、ショックを受けるルフィ。
ルフィ「あーーーーーっ!!!」
「ペコマムシん家が潰れてる──!!!」
「大丈夫かー!? 返事しろー!!!」
ペコマムシ「ここだ 問題ない」
亀型になっているペコムズ。
ルフィ「亀!?」
顔を出すペコムズ「……まったく ゆっくり安静にもできやしねェっ!!! ガオ!!!」
ルフィ「お前カメマムシだったのか!!」
ペコマムシ「なるほど とうとうペコムズのペの字もなくなったな!! ガオ!!」
「おれはカメカメの実の能力者だ!! そして甲羅は”ダイヤモンド”の硬度を誇るっ!!!
」
ルフィ「チョッパーがお前の事責任持って治療するって!!」
ペコムズ「なるほど!! ダイヤモンドに対するレスポンスはなしか!! ……ガオ!! あァ
治療はありがてェ恩が重なっちまうな!」
ルフィ「だから行こう!!! ビッグ・マムの所へ!!!」
いきなりペコムズを抱えて走り出すルフィ。
ペコマムシ「!!?」
「待て貴様ァ──!!! おれは今まだ瀕死の重体!!」
「何てこった信じられねェ!!! 最悪の恩人だァ!!!」
【侠客団居住区】
ネコマムシの元に現れたのはペドロ。
ペドロ「旦那!!」
ネコマムシ「ん? ペドロ」
跪くペドロ「サンジはこの国の恩人…!! この国で攫われた…!!」
「少数で行くとはいえ…ペコムズをのぞいてミンク族が誰一人加勢しねェってのは仁義
を欠きます…!!」
ネコマムシ「……ゆガラ 一緒に行きたいがか?」
ペドロ「はい!!」
「抜けがけはよせ!! ペドロ!!」
やって来たのは三銃士たち。
シシリアン「その役目ならば!! 我”イヌアラシ三銃士”が請け負う心積もり!!!」
ペドロ「引っ込んでいろシシリアン!! ゆガラの様にうるさい男 この任務には最も不適
合!!!」
シシリアン「うるさくなどないわァ!!!」
さらに他のミンク達もぞくぞくと名乗りを上げる。
ワンダ「それなら私に行かせてくれ!! ずっと一味と共にいた!!」
ペドロ「ワンダ!!」
トリスタン「私も…!! チョッパー先生の助手としてどうか!!」
BB&ロディ「おれ達ァ ルフィと戦った縁があるぜ!? ペドロさん!!」
ペドロ「BB!! ロディ!!」
ヨモ(羊ミンク)「ナミはおれのお腹ベッドが好きだ」
ペドロ「何の役に立つヨモ牧師!!(汗)」
さらに犬ミンク達が押し寄せる。
「死体男爵の骨をいつまでもしゃぶっていたい!!」
「私も!!」
「おれも!!」
ペドロ「ただの願望だろう!! 黙れ犬一族っ!!」
ネコマムシ「皆の心はわかったきに!! ──けんどここはペドロに任せい」
一同「!!」「なぜです旦那!!」
ネコマムシ「ペコムズがおるきに……!!」
ペコムズの名前に反応する一同「あ……」
ペドロ「……」
ネコマムシ「あガラを抑えられるんはペドロしかおらんきのう!!」
一方、ウソップは新型天候棒(クリマタクト)をナミに手渡していた。
ウソップ「そいつは”ポップグリーン”の成長を利用し…さらに表面加工にフランキー
の協力を得てできた 今世紀最大の…」
ナミ「ここをぎゅっと……?」
ウソップ「聞いてんのかナミ!!!」
ナミが棒を握った途端、数メートルに伸びていく天候棒。
ウソップ「危ねェっ!!!」
ナミ「わ!!! のびた!!」
「ちょっと長すぎよウソップ」
ウソップ「説明を聞けよ伸ばしすぎだ!! 練習が必要なんだ」
「こいつはわずかな力加減で自在に伸縮する 新しい“天候棒(クリマタクト)”だ!! お
前から預かったウェザリアの装置は 全部組み込んだが一つだけ…」
「シャボンディで言われた魔法のステッキってのがよくわからず…」
『つまり魔法のステッキよ!!』というナミの言葉を思い出すウソップ。
ナミ「持ち易い回し易い♡ さっすがウソップ──!!」
ウソップ「お前次第?(汗)」
棒をさっそくグルグル回し、雷を落としまくるナミ。
ミンク達「危ねェ危ねェ!!」
驚く雷ぞう「何と上等な忍術を!!」
ナミ「素敵♡ これこそが“ウェザリア”の天候科学の集大成!!」
「私の求めてた“魔法の天候棒(ソーサリークリマ・タクト)”よ!! ありがとう♡ウソ
ップ」
照れるウソップ「いやいや それで材料費なんだが…」
ナミ「”蜃気楼(ミラージュ)=テンポ”!!」
ウソップ「逃げんな───!!!!」
【”ゾウ”正門】
ホールケーキアイランド出発組が集まっている。
大きなリュックにペコムズを縛りつけているルフィ。
ペコムズ「ウゥ……!!」
ナミに抱き着くワンダ「ナミ!! 気をつけるのだぞ!!」
ナミ「ありがと! ワンダもね!!」
ルフィ「結局6人か!! よろしくな! “ペロペロ”!!」
ペドロ「ペドロだ 邪魔はしない」
焦るペコマムシ「な…なぜペドロの兄貴が…!! ガオ」
ペドロ「昔からゆガラをよく知る者としてついてゆく!!」
ペコマムシ「どういう意味だガオ!!」
出発するルフィたちを麦わら一味、ミンク族らが全員で見送りに来ている。
ゾロ「いいか…あいつの事だ」
「鼻の下のばして 結婚を喜んでる可能性もあるぞ」
ウソップ「バカ言えって否定できねェ!!」
ルフィ「ま! なる様になるよ!!」
錦えもん「ではルフィ殿!! ワノ国にてお待ちしておる!!」
ベポ「気をつけろよー!! ルフィ!!」
フランキー「対カイドウ用の兵器作っとくぜ」
ロビン「何かあったらすぐ連絡を!!」
ゾロ「おれがワノ国の侍達をまとめ上げといてやる!!」
カン十郎「──ではそれがしが下象の手伝いを」
ルフィ「いいよカン十郎」
ぐるんっとルフィが腕を回す。
ナミ「ん?」
全員を掴んで飛び降りるルフィ。
ルフィ「じゃ!! サンジの事は任しとけ!!」
叫ぶ一同「ええええ~~!!!!」
呆然とするペドロ「?」「?」「?」
涙目のナミ・チョッパーにペコムズたち。
ブルックは魂が抜けていく。
ルフィ「ワノ国で会おう!!!」
ゾロ「おう!!」
ウソップ「くれごれもビッグ・マムには見つかるな!! 相手は海の“皇帝”だ!!!」
ルフィ「ああ!! 行って来るー!!!」
ナミたち「ああああぁぁあぁぁぁぁ」
ナレーション:
──かくしてルフィの『サンジ奪還チーム』は
ケンカを売った“四皇”ビッグ・マムの待つ ホールケーキアイランドを目指──
──一方“偉大なる航路(グランドライン)”
「お父様急いで!!」
「待てビビ……!! やけに上機嫌だな…」
「うふふ」
【“砂の王国”アラバスタ】
カルー「クエ~~!!」
ビビ「だって」
「海へ出るなんて 久しぶりだもの!!」
■ビビが動く!? 世界が動く!?
ワンピース 823話 ネタバレへ続く!