http://toyokeizai.net/articles/-/45813
是來自於這個專欄:
小宮一慶の会計でわかる日本経済の論点
內容很長,恕無法全翻。
我自己看的心得是JR九州在運輸本業及附屬事業上所得到的利潤
極為有限,帳面上主要的利潤,來自於當初拆分民營化時安定基
金運用的利益,形同政府給予補貼,所以要想上市恐怕有困難。
而JR北海道的狀況更為嚴峻,在近幾年持續發生事故且尚未看見
明顯改善跡象前。恐怕北海道新幹線也不會成為金雞母。
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JR九州とJR北海道を分析する
上場は妥当か? 列車トラブルはなぜ続くのか?
小宮 一慶 :経営コンサルタント
2014年08月20日
豪華観光列車「ななつ星in九州」で話題のJR九州が、2016年
度までに上場しようとしています。これまでは、赤字のローカ
ル線を抱える鉄道事業が足を引っ張り、経営安定基金の運用益
に頼る経営を続けてきました。しかし、不動産賃貸などの事業
が利益を伸ばすことで、収益力が高まってきたのです。ここで
一人前になろうとするのはいいことかもしれませんが、私は、
このまま上場するのは無理があるのではないかと思っています
。
もう一つ取りあげるのは、JR北海道。相変わらず列車事故や
不祥事が続いており、2014年3月期決算は営業赤字が拡大しま
した。今回は、これら2社の分析と、JR九州の上場について、
私の意見を述べたいと思います。
鉄道は苦戦、不動産や流通外食で稼ぐJR九州
鐵道運輸苦戰中,靠著不動產、流通業及外食業賺錢的JR九州
順帶一提的是,我記得之前有看到JR九州的某個居酒屋要來台灣
開分店的新聞....但不知道後來怎麼就沒消沒息了。
JR九州は、2013年10月から、豪華観光列車「ななつ星in九州
」の運行を始めました。新しい企画を打ち出して、旅客を取り
込もうとしているのです。
2014年3月期決算の損益計算書(10ページ参照)を見ますと
、売上高にあたる営業収益は、前の期より3.5%増の3548億円
でした。営業費は3.1%増の3457億円。売上高から営業費を差
し引いた営業利益は、19.7%増の90億円となり、大幅に伸び
ました。
日本的會計年度似乎是 4月~ 3月的樣子。
營業收益成長3.5%
營業費用成長3.1%
營業利益則增加了19.7%來到90億日圓。
何が業績を押し上げたのでしょうか。事業ごとの収益をまと
めたセグメント情報(同14ページ)を見ますと、運輸サービス
以外はすべて増収増益となっています。特に伸びているのは駅
ビル不動産業で、営業利益は前の期より4.8%増の167億円とな
りました。
但是收益增加的主力在於車站建築物的不動產業,增加了4.8%。
ただ、肝心の鉄道事業を含む運輸サービスは、増収にはなっ
たものの、営業損益はマイナス154億円からマイナス149億円と
、大幅な営業赤字が続いています。「ななつ星in九州」などの
新たな取り組みを始めても、赤字額はそれほど変わっていない
のです。
而作為核心業務的運輸服務部份,雖然收入也有成長,但是仍然
是虧損的。
つまり、鉄道事業の赤字を埋めるために、ほかの事業で利益
を出しているという構図です。
損益計算書に戻ります。JR九州の特色は、「経営安定基金運
用収益」という勘定科目がある点です。これが経常利益を計算
する際に120億円も計上されています。
JR九州的損益表裡面有一條很大條的收入叫作「經營安定基金運
用收益」,去年有 120億圓。
経営安定基金運用収益とは何でしょうか。貸借対照表(8~
9ページ)の「純資産の部」に、「経営安定基金(以下、基金
)」という項目があります。3877億円ありますね。日本国有鉄
道が分割民営化された時、JR北海道、四国、九州のいわゆる「
JR三島」会社は、鉄道事業が成り立たないと言われていました
。しかし、鉄道をなくすわけにもいきませんから、基金が与え
られたのです。その運用益で赤字をカバーして欲しい、という
わけです。
這個經營安定基金是在當初分割民營化時所設置,打算以基金的
利潤來彌補JR北海道、四國及九州這三家所謂「JR三島會社」在
營運上的赤字。
ここで、基金の運用益が何%の利回りで回っているのかを計
算してみましょう。運用収益120億円に対し、基金は3877億円
ですから、運用利回りは3.1%になります。
收益率3.1%在日本似乎算是不錯的。
ただし、今のような低金利時代に安定して3.1%で運用する
のは、きわめて困難です。にもかかわらず、JR九州は、安定し
て高利回りを維持できています。なぜでしょうか。
基金の主な運用先は、独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整
備支援機構(鉄道・運輸機構)への貸し付けと決まっています
。この組織は、JR三島の経営自立を図るための団体ですから、
安定的に運用益を与えられるように利回りが設定されているの
です。
不過他這邊賺錢的方式我看不太懂?
つまり、基金運用収益というのは、実質的にはJR三島の鉄道
事業の営業赤字を補填するための補助金のようなものだという
ことです。
では、基金運用収益を除いた場合、JR九州は、どのくらいの
収益力があるのでしょうか。ROA(Return On Assets)を計算
してみましょう。この指標は、総資産を使ってどれだけの利益
を上げているかを示したもので、今回は利益には経営安定基金
運用収益を含まない営業利益を使います。「営業利益÷資産合
計」で計算されます。ROAは、営業利益のほかに、純利益や経
常利益の割合を計算する方法もありますが、ここでは本業の実
力を知りたいので、営業利益を使います。
扣除基金運用收益的話,JR九州的資產報酬率就只剩下0.8%了。
對於投資者來說,這是個很低的數字。
嗯不過是不是跟日本的銀行利率差不多啊?
安定基金運用益に頼る、JR九州の上場は妥当か
JR九州のROAは0.8%と、非常に低い水準です。JR九州は上場
で得る資金をどのように使うかは今のところはっきりしません
が、現在の収益力では、得た資金のリターンも非常に低いもの
とならざるをえません。JR九州は上場して集めた資金で、経営
安定基金を返済する可能性もあります。いつまでも援助に頼る
ような会社が上場するのは問題だと指摘される可能性があるか
らです。
靠著安定基金才有盈利的企業上市,恐怕會有爭議。
甚至可能把上市集資的錢,拿去償還安定基金。
しかし、その基金を返済したとしても、本業におけるROAは
0.8%しかないのです。前期で115億円ある当期純利益も基金の
運用益がなくなれば、大幅に減少します。
JR九州は、基金の運用益だけでは、鉄道事業の赤字が埋めら
れない状況が続いています。それ以外の不動産事業や流通業に
よって、ようやく黒字化しているわけです。もし、基金を返し
てしまったら、同社はどのような増収の戦略をとるのでしょう
か。一方、基金を保有したまま上場するのであれば、それはそ
れでおかしな話だと思います。このような会社が、投資家にと
って本当に魅力があるのでしょうか。
所以靠著基金運用收益來維持帳面盈利的公司,上市後集資能力
堪慮。
それでも上場するのであれば、進めればいいと思います。た
だ、これだけ低収益の会社に投資する人はどれくらいいるかを
考えなくてはなりません。
JR九州は、主に九州の中で収益を上げていかなければならな
いのです。これまで、「ななつ星in 九州」を運行させたり、
鉄道以外の事業に注力したりして、JR九州も努力しているのは
わかります。しかし、基金運用益の穴を埋められるほど稼ぐ戦
略があるのかどうかと考えると、なかなか難しいのではないか
と思います。
例えば、事業の中で最も大きな利益を出している駅ビル不動
産業については、すでに九州の主要都市に駅ビルを建ててしま
っています。今は、博多の駅ビルが稼ぎ頭になっているのです
。首都圏などにホテルを建てることなども行っていますが、こ
れはこれで競争の激しい市場での事業です。
それでは鉄道事業の収益力を強化しようと考えても、非常に
難しいでしょう。例えば、九州の私鉄大手である西日本鉄道は
、売り上げの70%程度がバス事業で、鉄道事業は25%程度しか
ありません。九州では、多くの地域で鉄道よりバスの方が、需
要が大きいのです。
九州的大型私鐵公司西日本鐵道,收入有七成來自巴士,鐵道事
業只佔了四分之一。不過在福岡真的滿地都是西鐵巴士....而且
天神總站跟博多總站都很厲害,大概有京站的十倍厲害吧。XD
整備新幹線を開業させて、不採算から脱却しようという思惑
もあるでしょう。たしかに、東海道新幹線で大儲けしているJR
東海は、売上高営業利益率が30%もあります。しかし、整備新
幹線を開通させたとしても、九州で同じ水準の利益率を確保で
きるかどうかを考えると、まず不可能です。JR東日本や西日本
はそれだけの収益率を上げていません。
私は年間100回以上、新幹線を利用しますが、九州新幹線に
乗るといつも結構空いています。新幹線でJR九州が収益力を大
きく上げるのはなかなか難しいと考えられます。
九州新幹線的乘載率跟東海道新幹線有明顯的落差,想靠新幹線
賺大錢恐怕有困難。
このようなJR九州の特殊な状況を考えますと、このまま上場
していいのだろうかと私はすごく疑問に思います。今後の成り
行きも、業績とともにきちんと見ておくことが大切です。
トラブル続きで鉄道事業が悪化したJR北海道
JR九州より業績が悪いのが、JR北海道です。近年、列車事故
や不祥事などが立て続けに明るみに出ていますが、財務的には
どのような状況なのでしょうか。2014年3月期決算を詳しく見
ていきましょう。
まずは損益計算書(1ページ)から業績を調べますと、営業
収益は前の期から5.5%増の1894億円。このうち、鉄道事業に
よる収入は2.5%減の670億円です。事故による列車の運休やダ
イヤの改正が主な原因です。
JR北海道的營業收益成長5.5%,但鐵道事業的收入,反而是下滑
2.5%的。
営業費用は7.2%増の2180億円。鉄道の修繕費や動力費、北
海道新幹線の工事に関連する費用が増えたためです。そして営
業利益は、マイナス237億円からマイナス286億円まで、赤字幅
が拡大しました。
但是營業費用,則有7.2%的增加。結果就造成了營業損失從 237
億擴大到 286億。
しかしながら、営業外損益として、経営安定基金運用収益が
前の期より34.3%増の341億円。そして機構特別債券受取利息
収益が55億円計上されていることで、経常利益は73億円から
114億円まで増えています。
不過跟JR九州相似的,經營安定基金的運用收益則是大福的成長
,反而在整體帳面上是有收益的。
この機構特別債券受取利息収益というのは、何でしょうか。
鉄道・運輸機構がJR北海道に無利子でおカネを貸し、それを原
資に同機構が発行する特別債券を買います。この利子を、同機
構がJR北海道に支払うのです。こちらも、安定基金と同じく、
実質的な補助金です。
このように、JR北海道も基金の運用益に頼る経営をしていま
す。貸借対照表(2~3ページ)の「純資産の部」に、経営安
定基金として6822億円が計上されていますね。利回りを計算し
ますと、5.0%となります。普通、このご時世に、これほど高
い利回りで運用することはできません。この運用益は、補助金
と同義です。JR九州と同様、これで赤字額をカバーしていると
いうわけです。
JR北海道比JR九州更會靠資產賺錢,投報率達到5.0%。
もう少し業績を詳しく調べるために、セグメント情報(3ペ
ージ)を見てみましょう。鉄道事業を含む運輸業のセグメント
利益は、15億円。ただし、これは基金運用益341億円と機構特
別債券受取利息収益55億円を加味しての数字です。それらがな
ければ大赤字だということです。
最も多く利益を出しているのは不動産賃貸業で、その他はほ
とんど利益が出ていない状況です。
事故を繰り返さないために、内部統制強化を図れ
JR北海道は、JR九州よりも経営状態が悪いということが分か
ります。このように、十分に収益を確保できない状況は、鉄道
運行の安全レベルの低下につながりますから、度重なる事故の
原因の一つになっている可能性があります。
ただし、それだけが原因というわけではないでしょう。収益
力が低いから安全性を維持できない、という言い訳は成り立ち
ません。事故や不祥事の原因は、詰まるところ経営問題であり
、ガバナンスの問題でもあると思います。
當收益能力低落的時候,安全的維護就變得困難了。
JR北海道の鉄道事故は、2011年から急増しているという話が
あります。それから数年経っているにも関わらず、状況は変わ
っていません。このままではイメージの悪化は避けられず、旅
客収入にもさらに影響する恐れがあります。
JR北海道從2011年起大幅增加的事故,若是在旅客的心目中造成
了不安全的印象,將會對營收產生更負面的影響。
話題になっている北海道新幹線は、2016年3月以降、順次開
業していく予定です。これによって、どれだけの収益アップが
見込めるかは未知数ですが、赤字が増える可能性もあります。
収益力強化とあわせて、経営やガバナンスの強化にも注力が必
要なことは言うまでもありません。
即使2016年 3月北海道新幹線通車後,是不是能夠產生利潤恐怕
還是未知數。JR北海道在經營上還需要更加努力。