chapter 2.
九領
ピリカ「な、なんとかドラゴンを見失わずに済んだね」
比利卡「總、總算是沒跟丟龍呢」
ミシディア「あのドラゴン、どこまで行くつもりかしら……」
米希蒂雅「那隻龍到底想飛去哪裡呢...」
？？？「まてまてまてまてぇ～い、そこのドラゴン！
　　　　尋常にあちしと勝負なのじゃーっ！」
？？？「等等等等~~那邊那條龍! 與我堂堂正正地一決勝負吧!」
ピリカ「あれ？あそこで走ってるの、オリョウじゃない？」
比利卡「啊勒? 在那奔跑著的 ,不是御涼嗎?」
オリョウ「まてまてぇー……って、ぬぬ？おぬしらは、義勇軍ではないか」
御涼「等等~~...咦? 噢噢? 你們不是義勇軍嗎?」
オリョウ「こんなところで、なにをしているのじゃ？」
御涼「你們在這地方做什麼呢?」
カイン「そりゃこっちのセリフだよ。オリョウこそ、なにをしてるんだよ？」
凱因「那是我們的台詞。御涼妳才是,在這裡做什麼呢?」
オリョウ「剣の修業をしておったら、あのドラゴンを見つけたのじゃ」
御涼「我劍進行鍛鍊到一半,就發現了那條龍」
オリョウ「で、よくよく見てみたら、なにやらうまそうなものを抱えて飛んでおる」
御涼「然後,我細眼一瞧,發現牠還抱著啥好像很美味的東西在飛」
オリョウ「あのドラゴンを倒せば武名を上がられ、その上美味しいものまで食べられる」
御涼「要是我打倒那條龍,不僅可以使我的名聲更響亮外,更可以吃到美味的食物」
オリョウ「……一石二鳥だと思わんか？」
御涼「不覺得是個一石二鳥之策嗎?」
メリオ「ぼ、ぼくのチェビを食べないでくださいーっ！」
梅利歐「別、別把我的切比給吃了啊~!」
オリョウ「なんじゃ、おれはおぬしのか？　ならば無断でいただくわけにはいかんのう」
御涼「什麼嘛,那是你的嗎? 那我就不能沒經過許可就把牠給享用了呢」
メリオ「断っても食べちゃダメですよ！！」（無断→断る　雙關）
梅利歐「就算我拒絕了也不能吃啦!!」
ミシディア「みんな、ドラゴンが山におりるわ！」
米希蒂雅「各位, 龍降落在山裡了!」
カイン「ということは、あそこはドラゴンの巣か？」
凱因「這麼說來,那兒就是龍的巢穴了?」
オリョウ「ならば、早速出向いてドラゴンの討伐じゃ！
　　　　　倒せば一気に名を上げられるのじゃ！」
御涼「那麼我們就趕緊出發去討伐龍吧!
要是打倒了我的名聲可要大躍進囉!」
ピリカ「ちょっと待って、山のほうからなんかいっぱい降りて来るよ！」
比利卡「等等! 好像有什麼從山坡上輕輕地爬下來了喔!」　　
オリョウ「おお、本当じゃ！なにやらもふもふと、かわいい奴らじゃのう？」
御涼「喔喔,真的耶! 像是些什麼毛絨絨地,感覺好可愛的小傢伙哪?」
ミシディア「……あれ、さっきのと同じ魔物よね？」
米希蒂雅「......那個,是跟方才那是同樣的魔物吧?」
カイン「いやいやいや…なんであんなところにもふもふがいっぱいいるんだよ！？」
凱因「不不不不...為什麼那裏會有這麼多毛絨絨的鬼東西啦!?」
オリョウ「ふかふかで柔らかそうじゃからのう…敷き詰めれば快適なんじゃないのか？」
御涼「看起來蓬鬆鬆又軟呼呼的...把牠們墊在一塊兒應該會很舒服吧?」
ピリカ「えー…そうなの？ま、まさかドラゴンもそのためにチェビを運んでたの？」
比利卡「嗯~是這樣嗎? ...該、該不會龍是為了這樣才特地把切比抓來這的嗎?」
メリオ「わああん、敷布にもしないでえーっ！！」
梅利歐「哇啊啊、也別把牠當墊布啊~!」
カイン「いやいやいや、お前と同じ発想ってことはねえだろ……」
凱因「不不不...沒人跟你有同樣發想好不......」
カイン「ともかくだ…オリョウ、あれは魔物だ。襲ってくるぞ！」
凱因「總而言之...御涼，那是魔物喔。要攻過來了！」
魔物「メェエエ…」
魔物「咩～～」
オリョウ「むむっ、敵なのか？」
御涼「唔唔，是敵人嗎？」
オリョウ「なんだか妙にかわいいが、あちしに刃向うものは、容赦はせぬぞ！」
御涼「雖然有點怪可愛的...但對我拔刀相向的東西,我可不會輕饒喔!」
オリョウ「あちしの鬼道と剣技の冴え、見せてやるわ！　えええええ～いっ！」
御涼「就讓你見識下我鬼道與劍技的技巧吧！　喝啊啊啊啊～！」
魔物「メ、メメェ…！」
魔物「咩、咩～！」
ピリカ「すごっ……。魔物の大半を吹っ飛ばしちゃった！」
比利卡「好猛... 魔物有一大半都被吹飛了!」
ミシディア「オリョウ、さらに腕を上げたみたいね。」
米希蒂雅「御涼,看來實力又更上層樓了呢」
オリョウ「ふふんっ、この程度、朝飯前じゃ！」
御涼「哼哼...這種程度的,不過是小菜一碟！」　
カイン「俺達も負けちゃいられないな。行こうぜ隊長！」
凱因「我們也不能落於人後哪。上吧隊長！」