英国:新高速鉄道の車両供給、最終候補に日立など5社-4200億円規模
英国が計画する新高速鉄道「HS2」向け車両供給で、日立製作所など5社が最終候補
に選ばれた。落札企業は27億5000万ポンド(約4200億円)の契約を得る。
最終候補に残ったのは日立のほか、仏アルストム、独シーメンス、カナダのボンバ
ルディア、スペインのパテンテス・タルゴ。アルストムとシーメンスは鉄道製造事業の
合併を計画しているが、それぞれ受注を目指している。落札企業はロンドンとマンチェ
スター、リーズを結ぶ新たな路線を時速360キロで走行する車両を供給、保守管理する
ことが求められる。最初の車両引き渡しは2026年の予定だと、プロジェクト事業体であ
るHS2が2日の発表文で明らかにした。
新高速鉄道建設の総費用は500億ポンドを超えるとみられ、政治論争の的となって
いる。HS2によれば、2018年春に5社のプロポーザルを実施し、19年後半に落札企業
を選定する。政府はこのプロジェクトで最大2万5000人の雇用が創出されると見込む。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-11-02/OYS8LH6JIJUO01