https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180330-00000015-mai-bus_all
JR四国は29日、人口減少が続く四国の鉄道網の維持方策を検討する有識者懇談会(
座長=正司健一・神戸大大学院教授)の第2回会合を高松市内で開いた。JR四国は、
1日当たりの平均通過人員が4000人以上の路線や区間でも年間31億円の赤字が出
ていることを明らかにした。9路線全体の赤字額は年間114億円に上るという。【岩
崎邦宏】
昨年8月の初会合は非公開だったが、この日は報道陣に公開された。JR四国は当初
、第2回会合で全9路線の個別収支を初めて公表するとしていたが、路線の赤字額など
を示すことで「この路線は維持しないと表明したと誤解を招きたくない」(半井真司社
長)として撤回。代わりに2016年度の1日当たりの平均通過人員を、1000人未
満▽1000~4000人未満▽4000人以上--の3グループに分けた路線や区間
別の収支を明らかにした。
JR四国によると、4000人以上は瀬戸大橋線や予讃線(高松~松山)など計6路
線・区間。1000~4000人未満は内子、徳島両線など計7路線・区間で、計57
億円の赤字だった。予土線や予讃線の一部など計3路線・区間が該当する1000人未
満も計26億円の赤字だった。
意見交換で、愛媛大大学院の吉井稔雄教授は「鉄道事業だけでは採算を取るのは難し
い。鉄道は社会インフラ」と述べ、鉄道施設を自治体が保有し運行をJR四国が担う「
上下分離方式」の必要性を強調。これに対し、浜田恵造知事は「上下分離方式の趣旨は
分かるが、県民や国民が了解しなければならない。もっと議論を深めるべきだ」と慎重
な姿勢を示した。
JR四国は今夏の第3回会合で中間とりまとめをした後、各県ごとに議論し、具体的
な路線維持策に取り組んでいくとしている。
JR四国の鉄道事業は、国鉄の分割民営化によって発足した1987年から赤字続き
で、毎年100億円前後の営業損失を出している。ただ、全9路線のうち瀬戸大橋線だ
けは黒字という。
昨日JR四國於第二次四國鐵道網維持策略會議表示
JR四國鐵道事業去年虧損114億日圓
輸送密度4000人以上區間(瀨戶大橋線、松山以東予讚線等)合計虧損31億圓
輸送密度1000-4000人區間(內子線、德島線等)合計虧損57億圓
9條路線只有瀨戶大橋線有盈餘 其餘都是虧損
自1987年JR四國承繼國鐵起 鐵道事業每年均虧損100億日圓左右
今年夏天舉辦第三次會議後就要開始與自治體談路線維持策略了
愛媛大學教授吉井稔雄建議上下分離
而浜田恵造知事則表示應慎重處理