https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201712/0010809920.shtml
新名神高速道路の延伸事業で、大阪府高槻市の高槻ジャンクション・インターチェンジ
(JCT・IC)から兵庫県川西市の川西ICまでの26・2キロが10日、開通した
。川西IC近くの沿道では、住民ら約100人が集まり、「祝 新名神開通」と書かれ
た小さな旗を振って祝福。高速道路の渋滞緩和に期待を寄せた。
開通で、大阪北部・京都エリアから川西地域への移動時間が短縮される。来年3月に
は川西ICから神戸JCTまで延伸し、全長で43・1キロが開通する見通し。川西I
C近くに住む主婦(56)は「開通を心待ちにしていた。神戸まで開通すれば、実家の
岡山に随分行きやすくなる」と喜ぶ。
新名神高速の工事を巡っては昨年4月、神戸市北区で橋桁が落下し、作業員ら10人
が死傷。同10月には兵庫県猪名川町で足場の解体中に作業員が転落死した。こうした
死傷者の出る事故が相次ぎ、延伸部分の開通が遅れていた。(上田勇紀、小谷千穂)