JR西日本、大雪立ち往生で再発防止策 「予測甘く」
京都
2023年2月17日 15:23 (2023年2月17日 22:09更新)
1月下旬の大雪で進路を切り替える「ポイント」に不具合が生じ、列車の立ち往生が相次いだ問題を受け、JR西日本は17日、国土交通省近畿運輸局に再発防止策をまとめた報告書を提出した。停止した列車に乗客が長時間閉じ込められる事態を招いた原因について、降雪の影響を見誤った点などを挙げて「事態の推移への見通しが甘かった」と言及した。
公共交通機関としてリスク管理の徹底が求められるなか、設備の改良や非常時に向けた訓練など多角的な対策が不可欠だ。
報告書では、同社が当初、災害対応に当たる「対策本部」の設置が必要ないと判断していたことも判明。管理職が個別対応に追われ、トラブル解消への組織的な対処が遅れたという。
近畿運輸局の原沢正則鉄道部長(右)に報告書を提出するJR西日本の中村圭二郎副社長(17日、大阪市中央区)
17日午後、JR西の中村圭二郎副社長が近畿運輸局の原沢正則鉄道部長に報告書を手渡した。中村副社長は「お客様にご迷惑をおかけし申し訳ない。このような事態が再び起こることのないようにする」と謝罪した。
同社は同日、長谷川一明社長ら幹部3人が役員報酬の5割を1カ月、自主返上すると発表した。
運行トラブルは1月24日午後7時ごろに発生。雪の影響で、JR京都線などのポイント21カ所で切り替えができなくなり、京都線と琵琶湖線の山科─高槻間で計15本が立ち往生した。乗客約7千人が最長10時間近く車内に閉じ込められ、16人が体調不良で救急搬送された。
乗客の降車が遅れた理由として、報告書では「事態の解消に時間を要すると認識せず、乗客が車内で待つリスクの見積もりが甘かった」などと説明した。
当時は「10年に1度」とされる寒波が到来していたが、JR西は提携していた気象会社のデータに基づき京都エリアの降雪量を「6時間で8センチ」と予測。融雪装置を動かす社内基準の10センチに満たないため稼働させなかった。
再発防止策として、装置の稼働基準を「(気温が)0度以下かつ降雪が見込まれる場合」と修正。装置も遠隔操作が可能で、手動式に比べて迅速に対応できる「電気式」に更新する。駅間で立ち往生が起きた際は60分以内に降車の要否を判断することも盛り込んだ。
今回の問題について、別の鉄道会社の関係者は「安全運行のため余裕を持った対応は鉄道事業者の責務。JR西は悪天候の影響を甘く見ていたのではないか」と指摘する。
2005年に乗客106人が亡くなった福知山線脱線事故を受け、JR西の社外取締役を過去に務めた東京大学の曽根悟名誉教授(交通システム工学)は「融雪装置の稼働基準の見直しなど反省を生かした対応は評価したい」と話す。
その上で「ポイントの切り替えを減らし、運行させる本数を最小限にとどめるなどして、リスクの芽を摘むことも重要だ。複数本の列車をホームに止めて乗客を降ろす訓練なども重ね、車内閉じ込めを防ぐ対策を徹底してほしい」と注文する。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF174AL0X10C23A2000000/
就是上個月月底日本那波10年來最強的寒流,結果JR西日本的在來線班次大亂、停駛、轉
轍器故障等一堆事故,還有旅客被困在列車內9小時引發譁然。雖然JR西日本當時就已經
公開道歉。不過在日前向國交省提交改善報告的公開記者會又再次為此事件向旅客致歉。
但也只提到對於旅客長時間受困於列車上是對於降雪量的預估誤判導致
在改善報告中提到JR西日本在當下並沒有成立災害應變中心,而主管職都只專注在解決自
身事務上所以在後續事故的對應時間都被推遲
JR西日本社長除了致歉並保證不會再出現類似狀況之外,也自願將本人等其他3名主管職
級的當月的薪水降半薪作為自行處分
JR西日本也公布當天雪害的受災以及設備故障狀況的時間軸
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230217_00_press_gohoukku.pdf
https://i.imgur.com/GqOkhF8.png
https://i.imgur.com/r8CwpXS.png
https://i.imgur.com/LlF61uf.png
對於轉轍器故障的部分,由於當下天候惡劣以及視線不佳導致在疏散乘客時花費了非常多
時間。同時未能掌握旅客的生理及健康狀況。對此JR西日本提出的改善計畫是未來必須要
在1小時內完成疏散乘客的程序,並通知消防部門引導身體不適的旅客優先進行後續處置
同時在引導旅客下車時也因為車輛停靠在狹窄地方導致旅客疏散花了較長的時間。未來會
改善現有的疏散引導圖並選擇適合的地點緊急停靠以利快速疏散旅客
在其他軟硬體改善部分還有提高降雪量的預測以及明確訂定天候不佳停駛的標準。依照當
時的情況災害應變中心是在列車緊急停靠後才開始設立,但當下又沒有針對京都地區進行
停駛或是減班。原因是當時是仰賴天氣預報系統和營運規劃來做決策
至於為何融雪器沒有運作的原因是當時運作的標準是在降雪量達10cm以上才會運作,而
沿線設置的融雪器運作時間過短根本無法應付當時的降雪量。未來將會改善融雪器自動運
作的標準同時會將運作的時機交由站長來決定。同時也會陸續更換長效型和範圍更廣的融
雪器