◆◇ 「 緒方恵美の、銀河で、ホエホエ。」 ◇◆ 2006年7月11日発行
vol.55 「究極の防犯ワザ?」
一昨日の夕方、家トレーニング(サイドステッパー&筋トレ)をしてシャワーを
浴
び、サッパリ! とリビングに戻ってきた時のこと。
「ピンポーン」。
家のインターフォンが鳴った。
・・・誰だ?
日曜だが、資格試験のための学校に通っている相方が、こんな時間に帰ってくる
ハ
ズがない。
その上こちとら湯上がりスグのバスタオル姿(!)。他人様にお見せできるもん
で
もないので、とりあえず音を立てないようそっとインターフォンの画面を覗くと、
何
やら面相の良くないオジサンが映っている。
・・・居留守を使った方が良さそうだ。
リビングに戻ろうと画面から目をそらしかけた時、「ガサガサッ」。
どうやらオヤジは、カメラを指で隠した様子。
その上で、「ピンポーン」。再度ベルが鳴る。
もう一度。
間を開けて、もう一度。
息を潜めて成り行きを見守っていると、今度は「ガチャ、ガチャ」。玄関の鍵穴
が
音を立てている。
ノブではなく、鍵穴の方だ。
・・・こういう時こそ、落ち着こう。
息を吸い、腰を落とし、職業上で使う限界精一杯の低音ボイスで叫んだ。
「 誰 だ コ ラ ァ !! 」
ガターン!
大きな音を立て、外の人間が慌てて立ち去る気配がした。
・・・やれやれ、である。
我が家はSECOMに入っていて、その上カメラもつけている。
防犯はバッチリと思っていたのに、どうやらそうではないらしい。
そういえばそういう警備会社というのは、いざというときに警察を呼んでいくの
で
時間がかかってしまい、なかなか使えない、という話を聞いたことがあった。シン
プ
ルセキュリティやロボットも、遅いという話。ふぅむ。
やっぱりまずはカギを替えなきゃイカンのだなぁと思いつつ、防犯のカギ売り場
に
ゆくと昨今は山のように種類が出ていて、どれがいいのか迷ってしまう。
ドアのを見てると、窓のもつけなくてはいけない気がするし。。。
そうこうしているウチに、またもや「ピンポーン」。ベルが鳴った。
覗いてみると今度はメガネをかけた、ちょっとくたびれた感じのおばさんだ。
「・・・はい」。小さくぼそっと、返事をすると、
「ワタクシ、××協会本部から参りました者です。ぜひとも私どもの~」
宗教の勧誘だ。
息を小さく吸って、今度は職業上使う、限界精一杯の高音ボイスで呟いた。
「・・・おかぁさんは、いま、いません」。
・・・ガチャ。
切りつつ、すかさず玄関モニターをONにする。
肩を落として立ち去るおばさんの寂しげな背中が見えた。
ごめんね、おばさん。
しかし・・・
カギより強い武器は、我が肉体にアリ!!(ハナイキ) ←(笑)
・・・なーんて言ってないで、早くカギを替えよう(- -;;;
何かと物騒なご時世。
皆様もどうぞ、お気を付け下さい。