非常口トンネルの上部岩盤が崩落か 岐阜・リニア工事2人死傷
毎日新聞 2021/10/28 10:53(最終更新 10/28 12:39)
岐阜県中津川市瀬戸のリニア中央新幹線「瀬戸トンネル」の工事現場で27日に起きた崩
落事故で、掘削中の非常口トンネル上部の岩盤が崩落したとみられることが関係者への
取材で判明した。県警中津川署は詳しい事故状況を調べている。
同署によると、この事故で、作業していた福井県美浜町河原市、作業員、小板孝幸さ
ん(44)が死亡し、愛知県長久手市の男性作業員(52)が左足を骨折するなどの重傷を
負った。
JR東海などによると、事故は、中津川市内を地下深く走る瀬戸トンネル(全長約4・4
キロ)とつなぐ「非常口トンネル」(全長約600メートル)内の地上入り口から約70メー
トルの地点で発生。当時は掘削作業中で死傷した2人を含む作業員5人が火薬を使って爆
破させ、土砂の状況を点検していたところ、崩落が発生したという。
トンネル工事は奥村組(大阪市)、浅沼組(同)、TSUCHIYA(岐阜県大垣市)による
共同企業体(JV)が請け負っていた。奥村組によると、崩落は「肌落ち」と呼ばれる現
象で、トンネル上部の岩盤が崩れ落ちて発生したとみられるという。死傷した2人はJVの
協力会社の社員だった。
JR東海は「亡くなられた方、けがをされた方にお悔やみとお見舞いを申し上げます。
原因を調査し、再発防止に努めてまいります」とコメントした。
同社によると、リニア中央新幹線の工事を巡って死者が出るのは初めてという。
【荒川基従、酒井志帆】
https://mainichi.jp/articles/20211028/k00/00m/040/049000c
JR東海在10/27進行中央新幹線的隧道工程時發生崩塌事故,總計造成1死1傷。這起事故
也是中央新幹線建設工程第一起出現人員死亡的工安事故
事發地點位於崎阜縣中津川市的「瀬戸トンネル」,但事發地點不是在主線隧道而是
工程用導坑(完工後做為緊急逃生出口),全長約600公尺。但只挖到約70公尺就發生隧道
崩塌,JR東海表示當時正在進行隧道爆破挖掘工程,在爆破作業時就發生崩塌
崎阜縣當地消防單位接獲通報隨即進行搶救,總計有1人死亡(約40歲男性)、1人受傷
(約50歲男性)。
https://i.imgur.com/U3VNdWR.png
JR東海表示發生這起事故向死傷者表達對此表達哀悼和同情。也會調查崩塌原因和避免類
似事故再次發生
NHK有特別編寫特輯來分析隧道崩塌的原因
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211028/k10013325241000.html